2019年 ケニアオープン

ケニアで注目の3人 「マスターズ」出場がかかる大本命は

2019/03/14 06:34
ハーディングは世界ランクトップ50入りが迫ってきた(Warren Little/Getty Images)

今週のヨーロピアンツアーは戦いの舞台を「マジカルケニアオープン」が開催されるカレンCCへと移す。初めてヨーロピアンツアーの大会が開催されるケニアで注目すべきは次の3人である。

本命: ジャスティン・ハーディング

前週の「カタールマスターズ」王者は、ケニアでキャリア3度目の2週連続優勝を狙っている。テレビ中継の注目グループに入った南アフリカのハーディングは、これまでアジアンツアーとサンシャインツアーで2週連続優勝を果たしている。まだ1年も経っていない「ツワネオープン」の直後、ハーディングの世界ランキングは505位だった。それが今や、「マスターズ」の招待が得られる世界トップ50圏内を射程に入れた状況で今週の大会を迎えるまでになった。ハーディングは日曜の優勝争いに食い込んでくると見るべきだろう。

対抗: ロバート・マッキンタイア
今季10大会中9大会で予選通過を果たしケニアに乗り込むスコットランドのルーキーは、既にヨーロピアンツアーの水に慣れたようである。先週、出だしで上位に顔を覗かせたマッキンタイアは、今季パーオン率で16位にランクインしている。カレンCCはそこまで距離があるわけでもなく、場所によっては極度にタイトになっているため、ティショットの飛距離の重要性は低い。さらに、チャレンジツアーからの昇格組で今季の彼の平均ストローク(71.01)を凌ぐのは3人のみである。現在も両親の住むスコットランドの人里離れた西海岸の実家で暮らしているマッキンタイアは、この大会で2カ月続いた遠征を終え、自宅で過ごす束の間のオフを楽しみにしている。

穴: アドリ・アルナウス
先週カタールでトップ15入りを果たしたスペインのルーキー、アルナウスは同大会でのティからグリーンのストローク・ゲインドを7位として今大会を迎える。伝統的なレイアウトのカレンCCは、ティショットの狙い所が狭く、グリーンが小さい。これはパッティングのスタッツで比較的上位につけるアルナウスにとって有利に働くことになりそうだ。

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