2018年 BMWインターナショナルオープン

「BWMインターナショナルオープン」で知っておくべき5つのこと

2018/06/21 08:31
期待の大きいマルティン・カイマー(写真は2017年アブダビHSBCゴルフ選手権)

今週のヨーロピアンツアー「BMWインターナショナルオープン」はドイツのプルハイムで行われる。同大会について知っておくべき5つの事柄は以下の通りだ。

祝福の時
今年、「BMWインターナショナルオープン」は、ヨーロピアンツアーの大会として節目の30周年を迎える。この大会は第1回から一貫してBMWが主催者となってきたが、ヨーロピアンツアーの大会で、30年にわたり大会名が変わっていないトーナメントはこの大会のみである。最近、BMWとの契約が2022年まで延長されたことが発表された。

偉大なるドイツ人プレーヤー
今週は2017年の「マスターズ」王者であるセルヒオ・ガルシア、そして2017年の「レース・トゥ・ドバイ」王者であるトミー・フリートウッドなど、豪華フィールドがゴルフクラブ・グートラーヘンホフに集結するが、地元の期待はマルティン・カイマーが背負うことになる。ドイツのカイマーは、2010年「全米プロゴルフ選手権」、そして2014年「全米オープン」と、メジャーで2勝しており、「BMWインターナショナルオープン」での優勝経験もある。33歳のカイマーは、プレーオフ1ホール目でアンダース・ハンセンを退けた2008年大会でヨーロピアンツアー2勝目を挙げた。

名コース
ゴルフクラブ・グートラーヘンホフで「BMWインターナショナルオープン」が開催されるのは、これが4度目。同コースは、1998年から2009年にかけて11年連続で「ドイツマスターズ」を開催しており、全長は7229ydである。メジャー18勝のジャック・ニクラス設計で1996年開場の同コースは、ドイツで唯一のニクラス設計コースでもある。

快挙達成へのチャレンジ
今週アンドレス・ロメロは、史上初の「BMWインターナショナルオープン」連覇を目指してティアップする。ポール・エイジンガートーマス・ビヨーンヘンリック・ステンソン、そしてパブロ・ララサバルはいずれもこの大会で2勝を挙げているが、連覇は達成していない。アルゼンチン出身のロメロは、昨年の最終日にバックナインで5バーディを奪うなど「65」をマークし、通算17アンダーとして、リチャード・ブランドトーマス・デトリーに1打差をつけて優勝した。

最終リハーサル
今週の「BMWインターナショナルオープン」は、「ロレックスシリーズ」3週連続開催を前にした最後の大会となる。フリートウッド、ガルシア、そしてカイマーといった選手たちは、より多くの「ライダーカップ」ポイントが分配される「ロレックスシリーズ」3連戦と、その後の「全英オープン」への備えとして、今週は好パフォーマンスを誓う。今後は、今週から8月下旬の「メイド・イン・デンマーク」にかけて、分配されるポイントは1.5倍となる。

2018年 BMWインターナショナルオープン