2015年 WGC HSBCチャンピオンズ

名手4人組がWGC HSBCチャンピオンズの出陣太鼓を打ち鳴らす

2015/11/04 09:53
‘迷’演奏を披露した名手たち。J.スピース(写真:中央右)は「太鼓の技術は改善の余地あり」(Getty Images Sport Ross Kinnaird)

スウェーデンのヘンリック・ステンソン、ディフェンディングチャンピオンのバッバ・ワトソン、そしてワトソンの米国の同胞であるリッキー・ファウラージョーダン・スピースが、「WGC HSBCチャンピオンズ」の公式オープニングイベントを中国太鼓の‘迷’演奏で飾った。

大会スポンサーであるHSBCが、世界ゴルフ選手権では1年の最後に行われるこの大会での5年間のスポンサー契約延長を発表したこの日、魅惑のフォーサムが上海ペニンシュラホテルの特設ステージへ上がり、怪し気な太鼓の演奏テクニックを披露した。

ヨーロピアンツアーの‘ファイナルシリーズ’第2戦となる賞金総額850万米ドルの今大会では、スピース、ステンソン、そしてワトソンの3人が始めの2日間を同組でプレーすることになった。しかし太鼓の撥さばきではとんだ粗相を見せてしまっただけに、この3人は3年連続で大会の舞台となるシェシャンインターナショナルGCではもっとくつろいだ時間を過ごせるはずだ。

ステンソンもその見方には賛意を示した。「(今日の太鼓の出来は)10点満点でいけば、まあ2点といったところだろう。地元の人たちの方が僕らよりちょっと上手かったしね。でも、楽しかったし、また上海へ来られて嬉しいね」とステンソン。

「今日、HSBCがスポンサー契約の延長に合意してくれ、この大会があと5年間は開催されるのが確約されたのはすばらしいことだ。この大会は年々盛り上がりが増しているし、常にトップクラスのフィールドを惹き付けている。僕はこのタイトル奪取へ向け、競い合うのを楽しみにしているよ。まだ勝ったことはないけれど、今年は僕の年になればと思っている」。

世界2位のスピースもその意見に口を揃えた。「中国文化を体験するのはクールだったね。でも、太鼓に関しては明らかに改善の余地があったよ。僕らは僕らの生業としていることをしっかりとやるべきなんだ」とスピース。

「今週、コース上ではこれより良いパフォーマンスが披露できるはずさ。世界を旅してこの規模の大会でプレーできるのは最高だね。ここではこの大会は一大イベントだし、僕らもメジャーと同じような感じで臨むんだ。WGCはメジャーとそう大差はないからね」。

2015年 WGC HSBCチャンピオンズ