リンクス挑戦へ ファウラーとガルシアは準備万端
わずか3週間前、フロリダで開催された「ザ・プレーヤーズ選手権」でプレーオフ対決したリッキー・ファウラーとセルヒオ・ガルシアは、2人とも今週の「アイルランドオープン」へ向け戦う準備は整っているようだ。
ソーグラスではプレーオフでガルシアを退けたファウラー。彼は米国出身ながら、驚いたことに、今週のリンクスコンディションで優勢にラウンドを進めるかもしれない。
今週の会場であるロイヤルカウンティーダウンで行われた「ウォーカーカップ」で、ロリー・マキロイと対戦経験のある26歳のファウラーは、トーナメント前日、自身のゴルフ人生の早い時期にリンクスの影響を受けたことを明かした。
「僕がゴルフを学んだバリー・マクドネルという人はスコットランドと関係のある人物だったんだ。確か彼の祖父がノースバーウィックのヘッドプロだったと思う」
「それだけに、ゴルフのプレーやショットに対する彼の教え方は、そのままリンクスに置き換えることができたんだ」
「とても楽しかったし、いつもワクワクしていたけど、リンクスのゴルフを楽しんだのは『ウォーカーカップ』が初めてだったと思う。あの時は、ここにあるいくつかのコースでプレーしたんだ」
「ロイヤルカウンティーダウンは一番好きなコースのひとつだね。2007年に『ウォーカーカップ』でプレーして以来、それはずっと変わらないよ。あの大会には素晴らしい思い出があるんだ」
「最高の勝利を経てこの大会に臨むことになる。あの優勝以来の大会なんだ。ここはまた違ったスタイルのゴルフになるけれど、リンクスは僕のお気に入りだ」
「調子は良いから、また大会に戻ってきたことに興奮しているし、優勝争いに加わりたいところだね」
ガルシアの「ザ・プレーヤーズ選手権」での2位は、昨年「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で優勝して以来、5度目の2位だったが、「ライダーカップ」のスター選手である彼は、1999年にヨーロピアンツアー初優勝を挙げた大会に臨むとあって、大いに自信を深めていることだろう。
そして、ガルシアは大会前の記者会見に臨んだ際は、まだコースをプレーしていなかったが、彼の父親であるビクトルさんから、すでにいくつかの秘訣を学んだようだ。
「父はここでは『全英シニアオープン』で1度か2度プレーしていると思う」とガルシア。「勿論彼は素晴らしいゴルフコースだと言っていたよ」
「これから午後にコースを下見し、明日へ備えるのが楽しみだね」
「今週の大会には胸が躍るね。当然これは大きな大会だし、多くの素晴らしい選手たちが出場するからね」
「この大会はプロ初優勝、そしてヨーロピアンツアー初優勝を果たした大会なんだ。『アイルランドオープン』は、これからもずっと僕のなかで重要な地位を占めることになる。これはとても特別な大会なんだ」