2015年 深センインターナショナル

中国再訪に胸を躍らすB.ワトソン

2015/04/15 08:37
中国でのゴルフ普及へ、地球を半周して出場するB.ワトソン ※撮影は2015年「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」

バッバ・ワトソンはオーガスタナショナルのグリーンジャケットから着替えを済ませ、今週、中国のゲンゾンGCで開催される第1回「深センインターナショナル」へ出場するため、地球を半周移動する。

タイトル防衛をかけて臨んだ「マスターズ」を38位タイで終えたワトソンは、昨年11月に上海で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」を制覇した中国の地での2連勝を目指すことになる。

「中国での2連勝はとても特別なものになるだろうね」とマスターズを2度制したワトソン。「中国南部でのゴルフ普及に寄与する上でも、中国を再訪し、新しい大会でプレーするのはとても良い機会だね。深センに行くのを楽しみにしているし、歴史を作る上で自分の役割を果たせたらと思っている」。

ワトソンは香港の北30キロのところにある深センに集結する強豪揃いのフィールドでも随一の存在。若きイングランド人のトミー・フリートウッド、スペインのパブロ・ララサバル、そして最近優勝を飾ったスコットランドのリッチー・ラムゼイらも東進し、中国2連戦の初戦に臨むことになる。

昨年の「ボルボ中国オープン」で優勝を果たし、5カ月前に上海で開催された「BMWマスターズ」では2位タイに入るなど、世界で最も人口の多い国で好成績を挙げているフランスのアレクサンダー・レビも、今週の総額250万米ドルの大会に出場する。

実は、2014年の4月にレビの挙げた優勝は今大会の開催地であるゲンゾンGCでのものであり、中国2連戦のセカンドレグにあたる「ボルボ中国オープン」の開催地は、それに伴いトムソン上海浦東GCへ変更されている。

ゲンゾンGCは景観の美しいCITIC植物園の中に位置し、昨年の「ボルボ中国オープン」では2位に入ったトミー・フリートウッドと、3位に入ったスペインの飛ばし屋アルバロ・キロスもこの地には良い思い出がある。

この他にも、今回のフィールドにはかつて「ライダーカップ」に出場したデービッド・ハウエル、「アブダビHSBCゴルフ選手権」を制したフランスのガリー・スタール、そして地元のホープで、2013年の「マスターズ」では当時14歳にして史上最年少で予選通過を果たした16歳のアマチュア選手である、グァン・ティンランといった有力選手たちが名を連ねている。

「深センインターナショナル」のフィールドは、ヨーロピアンツアーからの100選手、そしてCGA(中国ゴルフ協会)からの50選手とスポンサー招待枠の6選手で形成される。

2015年 深センインターナショナル