マレーシアでのタイトル防衛を胸に、東南アジアへ向かうウェストウッド
リー・ウェストウッドは再び「メイバンクマレーシアオープン」への出場を果たすことに喜びを感じており、ドバイで力強いパフォーマンスを披露したこのイングランド人選手は、自信と共に1年前に7打差でフィールドを圧倒して勝利した大会へと臨むことになる。
41歳のウェストウッドは昨年4月、クアラルンプールGCにてニコラス・コルサーツ、ルイ・ウーストハイゼン、そしてベルント・ウィスベルガーらを引き離し、初日から首位を譲らない“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”で勝利を飾り、ヨーロピアンツアー通算23勝目を挙げた。
彼にとって今季初戦となった「オメガドバイデザートクラシック」ではトップ10入りを果たしているだけに、「ライダーカップ」8回出場を誇るウェストウッドは、その好調と栄冠に輝いた昨年の良き思い出が結びつくことにより、タイトル防衛が果たせればと考えている。
「またあそこへ戻るのを楽しみにしている」とウェストウッド。彼は先週、エミレーツGCで9位タイに入っている。「確かにあそこは僕の得意とするゴルフコースだし、タイトル防衛を果たすことができればナイスだね。タイトル防衛に臨むのは常に良いものなんだよ」
「大差をつけて勝利を飾るのは、どんなときであってもとても満足させてくれるんだ。差をつけて勝てたのは最高だったし、大分余裕があるなかで最後の数ホールをプレーできるのは良いものだね」
「今の自分のプレーには満足しているし、優勝したことのあるコースへ戻ってくると、自分との相性の良さを感じるんだ。たとえ少しばかり暑くなることがあるにせよ、マレーシアはゴルフをプレーするには素晴らしい場所だ。僕は汗ばむコンディションも対処できるし、間違いなく良い1週間になると思うよ」
ウェストウッドは来週に控えた第1回「タイランドクラシック」を含め、「レース・トゥ・ドバイ」の国際スケジュールでは初めてとなる東南アジアでの2連戦に臨むことになる。
先週、ドバイでウェストウッドと並ぶ9位タイに入った北アイルランドのグレーム・マクドウェルは、2008年以来となるクアラルンプール再訪を果たす。
マクドウェル同様メジャーで優勝経験のあるヤン・ヨンウンも出場者リストに名を連ねており、2014年の「ライダーカップ」で勝利したビクトル・デュビッソンとスティーブン・ギャラハー、そして欧州代表を率いたキャプテンのポール・マッギンリーも今大会に出場する予定となっている。
大会王者としては、ウェストウッドの他に、それぞれ2013年と2011年にこの大会を制しているキラデク・アフィバーンラトとマッテオ・マナッセロも今週はティアップすることになる。2004年から大会2連覇を果たした大会2勝のトンチャイ・ジェイディーも木曜からフィールドの一員となる。