オランダの至宝は再びダイアモンドGCできらめくか
今週オーストリアで開催される「ライオネスオープン」でジュースト・ルイテンは自身にとって初となるヨーロピアンツアーのタイトル防衛を目指して戦うことになる。
昨年、この大会でデンマークのトーマス・ビヨーンに2打差をつけて勝利したオランダのルイテンは、その3ヶ月後の「KLMオープン」で母国での優勝を飾り、ヨーロピアンツアー3勝目を挙げている。
その好調を2014年シーズンもキープしているルイテンは今季トップ10入りを3回果たし、出場した直近の大会であるウェントワースクラブでの「BMW PGA選手権」では12位タイに入っている。
9月のグレンイーグルスでの「ライダーカップ」デビューが現実的な目標となっている28歳のルイテン。彼はダイアモンドカントリークラブで更に磨きのかかったパフォーマンスを見せたいと考えている。
「あそこへ戻るのが楽しみだよ」とルイテン。「あの場所やコースが好きだし、あそこの人々はとても良くしてくれるんだ」。
「いつだって大会に優勝するのは良いものだし、タイトル防衛を目指してプレーするのは初めてだから、今週の大会が本当に楽しみなんだ」。
「去年はほとんど最初から最後までリードしていたんだけど、あれは追う立場とはまた違ったプレッシャーだった。良い経験になったし、最終ラウンドも勢いを持続して2打差で勝てたことをすごく誇りに思っているよ」。
「昨年はいくつか挙げた勝利から多くを学んだと思うし、今ではだいぶ経験も豊富になった。昨年の2勝で僕も若干変わったと思う。より良い選手になったね」。
ルイテンの前年にこの大会を制している地元の人気選手、ベルント・ウィスバーガーは昨年この大会で14位に入っており、今年はタイトル奪還を目指している。
2012年のこの大会では、最終日を「65」でラウンドしたウィズバーガーがアイルランドのシェーン・ローリーとフランスのトーマス・レベに3打差をつけてヨーロピアンツアー2勝目を挙げたのだが、それは彼が韓国で開催された「バランタイン選手権」でヨーロピアンツアー初優勝を果たしたわずか3ヶ月後のことだった。
「地元」での優勝を目指すもう一人の選手はスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスである。先月、オーストリア人のスザンナさんと結婚したヒメネスは、最近ウィーンへ居を移したところなのである。