2014年 BMW PGA選手権

BMWと欧州ツアーが提携関係を2018年まで延長

2014/05/20 08:29

今日(現地5月19日)、BMWと欧州ツアーが現在の提携関係を4年間延長し、2018年シーズン末まで継続することを発表した。

この合意は、現在このドイツの車メーカーが欧州ツアーでスポンサーを務める3大会(ウェントワースで開催される主要大会の「BMW PGA選手権」、長年開催されているドイツでの「BMWインターナショナルオープン」、そして中国での「BMWマスターズ」)の継続を意味するだけでなく、同社が欧州ツアーの公式車となった他、「ライダーカップ」においても公式パートナーとなることが確認された。

この提携延長はロンドンの中央にあるBMWのパークレーン販売店にて公式に発表された。この場にて固い握手を交わしたBMW AG役員会のメンバーの一人であるイアン・ロバートソン博士と、欧州ツアーの最高責任者であるジョージ・オグレイディーは、今後、BMWがゴルフ界において世界的に重要な役割を果たして行くとコメントした。

イアン・ロバートソン博士の曰く、「2018年まで現在の献身的な関係を延長するという事実と、お互いのサクセスストーリーが次なる段階へ進むことをこの「BMW PGA選手権」の場で発表できたことは、何よりもこの大会の重要性を強調することに繋がります」。

「これはスポンサーとして尽力する我々の基本理念であり、我々はBMWが旨とする最上の哲学が前面に出る場に携わる全ての人々に対して特別な経験を提供し、同時にくつろげるフレンドリーな雰囲気の醸成に努めて行きたいと考えております」。

一方、ジョージ・オグレイディーはこう述べた。「我々がBMWとの提携関係を築き始めて以来、彼らは信頼できる力強いパートナーであり続けてきました。この新しい合意は我々の絆の太さを強調するものであり、今後数年間にわたり、欧州ツアーの将来を形成して行くものであります」。

「ウェントワースでの主要大会だけでなく、ドイツや中国での重要な大会でのBMWによるサポートは、欧州ツアーの世界規模での拡大という戦略を向上させるものであり、この度、4年間の提携延長を確たるものにできたことに喜びを感じています」。

この発表の後には、会場となった販売店の付近にあるハイドパークにて、特設されたグリーンでニアピン大会が行われ、「ライダーカップ」欧州代表チームのキャプテンであるポール・マギンリー、現「全米オープン」王者のジャスティン・ローズ、そして現「BMW PGA選手権」王者のマッテオ・マナッセロというツアーを代表する3選手が顔を揃えた。

ニアピン大会を終えると、彼らは今週開催される「BMW PGA選手権」の準備へ向け、BMWのクラシックカーでウェントワースへと戻ることになる。そこでは1950年代から現在にかけて各10年間を代表するBMW車がお披露目されるのであるが、これは「PGA選手権」が今年で60回目の開催となる意味合いも込められている。また、5月22日から25日にかけて開催される今年の大会は、2005年にBMWが大会の冠スポンサーとなって以来、節目となる10回目の大会となる。

また2014年は、欧州ツアーで26年連続して開催される「BMWインターナショナルオープン」にとっても重要なシーズンとなる。今年は6月26日から29日にかけてケルンのガットラーケンホフGCで開催される同大会は、昨年の6月に四半世紀の節目を祝い、ミュンヘンアイヒェンリートGCで開催された前回大会ではメジャー通算4勝のアーニー・エルスがトロフィーを掲げている。

そして、今年は3回目となる「BMWマスターズ」が10月30日から11月2日にかけて上海のレークマラーレンGCを舞台に開催され、昨年に続き4大会で形成される欧州ツアーの「ファイナルシリーズ」の初戦となることが決まっている。

その5週間前には、ゴルフ界の注目は第40回「ライダーカップ」の舞台であるスコットランドのグレンイーグルスホテルに集まることとなり、BMWはここでも公式パートナーとして舞台の中央に立つことになる。

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