2014年 マデイラアイランドオープン

ヨーロピアンツアー1,500回目の大会へ向け準備万端のマデイラ

2014/05/06 10:20

3週間にわたるアジアでの連戦を経て、ヨーロッパの地へと戦いの舞台が移される今週の第22回「マデイラアイランドオープン」にて、ヨーロピアンツアーは重要な節目を祝うことになる。

長年にわたり数々の記録を目撃してきたこの大会は、今週、ヨーロピアンツアーにおける1,500回目の大会として歴史にその名を刻むことになった。

2年前、サント・ダ・セラGCにてヨーロピアンツアーでは史上初となるポルトガル人による母国優勝を成し遂げたリカルド・サントスは、再び母国での優勝を目指す上での拠り所として地元の声援に期待を寄せている。

現在31歳のサントスは母国優勝を果たした2012年にサー・ヘンリー・コットン最優秀新人賞に輝いている。そして、その翌年に「マデイラアイランドオープン」を優勝したピーター・ユーラインも同様に2013年のサー・ヘンリー・コットン最優秀新人賞を獲得した。

1993年の初開催以来、この大会ではサントスとユーラインを含む9人の選手がヨーロピアンツアー初優勝を飾っている。また、この大会は欧州チャレンジツアーのランキングにも影響するため、2015年の「レース・トゥ・ドバイ」への昇格へ向けて励む選手たちにとっても今週は重要な1週間となる。

兄のウーゴと共に今大会へ出場するサントスは、参加選手中この大会での優勝経験を持つ7選手のうちの1人であり、彼の他にはヤルモ・サンデリン(1996年)、ブラッドリー・ドレッジ(2003年)、ダニエル・バンクシク(2007年)、アラステア・フォーサイス(2008年)、エスタニスラオ・ゴヤ(2009年)、そしてジェームズ・モリソン(2010年)といったこの大会の優勝経験者が顔を揃え、このうちドレッジ、バンクシク、フォーサイス、そしてサントスは今大会の舞台となるサント・ダ・セラでトロフィーを掲げている。

この他には、かつて「ライダーカップ」に出場し、2年前にこの大会で4位タイに入ったオリバー・ウィルソン、そして現在チャレンジツアーでランキング首位に立っているジョルディ・ガルシア・ピントといった面々も出場者リストに名を連ねている。

先月の「メイバンクマレーシアオープン」でプロデビューを果たしたイングランドのギャリック・ポーテウス。2013年の全英アマ王者である彼は、ここマデイラにてプロとしてのヨーロピアンツアー2戦目の出場を果たすことになる。

2014年 マデイラアイランドオープン