レオパルドクリークでハットトリック(3勝目)を狙うシュワルツェル
今から1年前、チャール・シュワルツェルが劇的な勝利を飾った“お気に入り”の大会、アルフレッド・ダンヒル選手権が今週開催を迎える。
「タイランドオープン」で11打差の優勝を飾った翌週、彼はこの大会でヨーロッパツアー歴代3位の記録となる12打差をつけての優勝を飾った。
この大会で、過去に2勝をあげているシュワルツェル。最初の優勝は通算8勝を記録しているヨーロッパツアーにおける初めての優勝で、当時20歳だった2005年、このレオパルドクリークCCでニール・チーサム(イングランド)を相手に、プレーオフ1ホール目にバーディを奪って達成した。
ここレオパルドクリークの地は、いつだって彼にとって特別な場所なのだ。
「いつもレオパルドクリークのことを考えているよ。恐らくこの大会は、シーズンを通して最も好きな大会と言えるね。いつもこの大会に出場することを楽しみにしているんだ。特に今年は2連覇が掛かっているから、なおさら心待ちにしているよ」と、シュワルツェルは語った。
「ここは世界中のゴルフコースの中でも、特に大好きなコースさ。去年、このコースは僕にとても良くしてくれたからね。ここでプレーする時は、いつだって心地よくラウンドができる。だから今週もそうなることを願っているよ。もちろん12打差での大勝は期待していないけどね」。
先週の「南アフリカオープン選手権」で4位タイに入ったシュワルツェルは、2014年の「レース・トゥ・ドバイ」の第2戦となる、賞金総額150万ユーロ(約2億円)のかかった今大会に臨む。
2011年のマスターズ王者のシュワルツェルは、今大会の優勝を南アフリカ選手の手中に収めたいと願うジョージ・クッツエーら同胞の62選手と共に、トーナメントに参戦する。
クッツエーは、先週の「ISPSハンダワールドカップ」でトップ20に入った。
27歳の彼はこの大会と相性が良い。昨年は10位タイ、その前年は3位となっている。今週もこの流れを維持したいところだろう。
「僕はこのレオパルドクリークが大好きなんだ。ここは世界中のコースの中でも特にお気に入りさ。このコースではいつだって僕らを快く迎えてくれる。そしてここは、いつもとても綺麗なんだ。これは完璧なコンビネーションだね。ロケーションも最高だし、ここでプレーできることをいつも本当に嬉しく思っているよ」と、彼は語った。
「僕が望んでいる場所(優勝)までは、そんなに遠くないと感じているよ。ボールは良く打てているし、パッティングの調子も良くなっている。数か月のオフの原因となった手首の怪我からは、少しずつ復調している。今は手首も全く問題ない。休養も十分、準備は万全さ」と、加えた。
他に注目すべき選手は、メジャー大会を制しているジョン・デーリー(米国)、またこの大会の過去の優勝者としてパブロ・マーティン、ガース・ムルロイ、そしてリチャード・スターンが参戦する。