鳴り止まないマネッセロの進軍ラッパ
ブロホーフスロットのバックナインで好調ぶりを見せるマッテオ・マナッセロ(イタリア)。「ノルデアマスターズ」を半分終えた時点で2打リードを奪っている。
先週末、「BMW PGA 選手権」で最年少チャンピオンとなった20歳のイタリア人マナッセロは、この日の後半で5つのバーディを奪いスコア「31」を記録して2日目を「65」でラウンドした。彼は通算13アンダーで週末を迎える。
マナッセロは13アンダーのうち、2日目に5つのバーディを奪ったバックナインでスコアを10伸ばした。
最近中国とモッロコで準優勝をしたミッコ・イロネン(フィンランド)は後半を「30」で回りこの日のスコアを「63」とし、通算11アンダーの2位でフィニッシュした。そして午前中ラウンドしたピーター・ホワイトフォード(スコットランド)も同じく「63」を記録して通算10アンダーの3位で終えた。
マナッセロが11番(パー3)でティショットをホールの4フィートの所まで近づけた時、ホワイトフォードは既に3バーディと1ボギーをマークしていた。
10代で3つの欧州ツアータイトルを獲得した唯一の選手であるマナッセロは、12番のパー5でドライバーのミスから見事なリカバリーを見せてバーディを奪うと、続くロングホールではウェッジショットを5フィートの位置に寄せてバーディを奪い、14番では12フィートのパットを決め4連続バーディを獲った。
彼のスコアはそこで止まらなかった。世界ランキング28位、そしてレース・トゥ・ドバイのリーダーのマナッセロはパー3の17番でティショットをコースの象徴でもあるアイランドグリーンのピン側6フィートまで近づけた。
「またいいスタートが切れ、また良いスコアが出せて良かった。今日の展開は良かった」とマナッセロは述べた。
「この9ホールはいいね。スコアを伸ばすことも落とすこともある場所なんだ。うまく行けばリードを広げられる。コンディションは完璧だよ」。
イロネンは3連続バーディを2度披露した。最終ホールでもアプローチを5フィートまで寄せ、2日目のラウンドを堂々たる9アンダーで終了した。
一方でアンドリュー・ドット(オーストラリア)は1ラウンドで2度のホールインワンを記録した初めての選手として欧州ツアーに歴史を刻んだ。
ドットは7番(パー3)と11番(パー3)でホールインワンしたにも関わらず予選通過するには最終ホールでバーディが必要だった。「77」でスタートした彼は2日目「65」として通算2アンダーで何とか週末に進めることとなった。
「11番でのショット。(10番スタートだった)僕にとっての2ホール目で全てが始まった」と大会主催者からシャンパンをプレゼントされたドットは語った。「ところどころでバーディを獲ったがその後いくつかボギーしてしまい16番目の7番(パー3)にたどり着く頃にはどんどん悪くなるばかりだった」。
「あれは8番アイアンだった。初めは少しダフったように感じたけど、ラインに沿って転がって入ったんだ。自分でも信じられないよ。(1ラウンドに2回ホールインワンは)史上初だからかなり誇りに思うよ」。
「今まで(ホールインワンは)7回経験している。11番ホールではとても落ち着いていて、6番アイアンはぴったりだった。少々ドローぎみで打ったら、ホールど真ん中に飛んで行き見事に入ったね」。
「今日はあまり良いプレーができなかったけど長めのクラブでホールインワンできて良かったよ」。
「バランタイン選手権」で準優勝したピーター・ホワイトフォード(スコットランド)は「33」で折り返した。ボギーは10番のみで12番(パー5)、13番(パー5)ではバーディを獲った。
15番(パー5)ではピッチインでイーグルを奪い華やかなフィニッシュを見せた。しかも、32歳のホワイトフォードは何度も素晴らしいアプローチ披露した。5フィート以内のパットを16番(パー3)、17番(パー3)、18番で決めバーディを獲った。
「この1ヶ月程スイングの調子がかなり良い。それにしても今日は特別だった」とホワイトフォード。
「コンディションは完璧に近かったし、ゴルフコースも良く手入れされていた」。
ジュースト・ルイテン(オランダ)は「67」で通算9アンダーの4位、そして地元スウェーデンのジョナス・ブリクスト(スウェーデン)と2011年の優勝者アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)は初日を1位タイで終えたパブロ・ララサバル(スペイン)と並んで8アンダーという結果となっている。