モロッコで始まるラファのマスターズ大作戦
ラファ・カブレラベローは、今週の「ハッサンIIゴルフトロフィー」で勝利し、その上で今年の「マスターズ」でデビューを飾る事を望んでいる。
スペイン出身の彼は、現在公式世界ランク65位である。今週モロッコでの大会に参加する選手のうち5名が、今週勝てば世界ランク50位以内に食い込み、2週間後のオーガスタナショナルへの参加資格が得られる位置にいる。彼もその一人である。
その他4選手は、ステファン・ギャラハー(現在世界ランク64位)、マルセル・シーム(世界ランク72位)、リッチー・ラムジー(世界ランク73位)そしてスコット・ジェイミソン(世界ランク74位)である。しかしこれらの選手達はアガディールのゴルフ・ドゥ・パレロワイヤルで勝利をしない限りは「マスターズ」への資格を手にすることはできない。
カブレラベローはギャラハーと同様、今年度序盤から世界ランクトップ50位の門を叩いている。この2選手は世界ランクのポイントを稼ぐ為に、先週の「マレーシアオープン」に参加し、そこからモロッコに入っている。
「私が今大会に参加する一番の理由は、今大会で勝利しマスターズへの参加資格を得ることです」とカブレラベローは述べた。
「今大会が今年最後のチャンスですから。最後に発射する銃弾のようなものです。ベストを尽くすしかありません。今週も良いプレーをして、日曜の午後まで勝ち残ったらあとはチャンスをものにするだけです」と続けた。
カブレラベローは、このオーガスタに近いコンディションのゴルフコースで「マスターズ」への参加資格をかけて戦う。
ゴルフ・ドゥ・パレロワイヤルは、アガディールの王宮内に位置し、その格式に相応しい威厳を保っている。ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアの名作はゴルフ界の秘宝であり、非常に安全な場所に位置することからも、こういったコースは世界中探しても珍しいだろう。
「このゴルフコースのコンディションは非のつけどころがありません。この場所へ招待され、プレーできるのは非常に幸運な事だと感じています。ここでプレーできるのはほんの一握りの限られた人たちだけですからね」とカブレラベローは述べた。
「コースの保存状態を見ても分かる通り、ここは王室の庭です。非常に美しく、とにかく一つの汚れもない状態です。ですから、今週はコースについて、何一つ文句は言えませんよね」と続けた。