クラークとオラサバルが若き才能をコーチ
ツワネオープンに於ける公式育成クリニックのため、メジャー大会の3人の優勝者と今大会を共催するヨーロピアンツアーとサンシャインツアーに参戦するプロ選手たちが、マメロディ、アターリッヒヴル、そしてマボペインといった地域の学校からきた参加者たちに、午前中一杯を使って指導にあたった。
熱心で若いゴルファーたちにとって、ライダーカップのヨーロッパチームのキャプテンでありマスターズで2回優勝しているホセ・マリア・オラサバル(スペイン)、かつての全米オープン優勝者のマイケル・キャンベル(ニュージーランド)、2011年の全英オープン優勝者のダレン・クラーク(北アイルランド)、そして他のプロ選手達からの指導を受けることができるのは、非常に貴重なことだ。
「子供たちにとっては、本当にすばらしい機会だと思うよ。彼らにとって、こうしたワールドクラスのゴルファーたちと交流を持ち、ゴルフが自分たちに何をもたらしてくれるのかを感じることは、非常に大事なことだよ」とボダコムゴルフワールドのコーチであり、今回参加した子供たちのほとんどをコーチしているネイサン・マルレカは語った。
プロ選手たちもまた、マドペインのセントラル中等学校、マメロディにあるマメロディ高等学校、マラコマ小学校、そしてアターリッヒヴルにあるメソング幼稚園と小学校から選抜された、ツワネの熱心で若いゴルファーたちと交流するこの機会を非情に楽しんでいた。
「南アフリカのような国が発展していくのを見るのは、素晴らしいことだ。願わくは10~15年のうちに、この中の子供たちが私たちと一緒にツアーでプレーするようになるといいね」とスペインのパブロ・ララサバルは言っている。
「私は5歳の少年を担当していたんだが、彼が上手にスイングするのを見ているのはとても素晴らしい経験だったよ。私が5歳の時は、ゴルフクラブが何なのかも知らなかったけど、ここにはその年で素晴らしいショットをする子供たちがいるんだよ」。
オラサバルは子供たちと過ごす時間を本当に楽しんでいた。小さな少女がボールを打ってフォロースルーで足が上がってしまうのを見たとき、彼はこう言った。「ディスコに行ったら、足を上げてもいいんだよ。だけどここでダンスをするわけではないからね。これはゴルフだから。地面に足をつけておいて。ダンスは後でしよう!」
ツワネ市のMMCであるノジフォ・マケケは、プロ選手達のツワネでの試合を大きく育てて行く上での献身的な姿勢に賛辞を述べた。
「これは、私たち、そして参加者たちにとって長期的なプロジェクトなんだ」と彼は言った。「彼らにはゴルフに関わってほしい。なぜならゴルフはエリートのスポーツではないからだ。すべての人ができるスポーツだし、ツワネの子供たちがいつかゴルフで国際的なスターになるところを見たいんだ」。