2013年 アフリカオープン

ダ・シルバが素晴らしいプレーで首位に

2013/02/16 10:33

ブラジル出身、アジウソン・ダ・シルバは、イーストロンドンGCで2日目を素晴らしい形で終え、3打差のトップでアフリカオープン週末ラウンドへ挑む。

41歳でサンシャインツアー常連の彼は、木曜のラウンドで最初の6ホール中5回バーディを奪った。しかし強風により長時間試合中断された後の2ホールは、パーを取ることしかできず、その後初日のラウンドは翌日へ持ち越しとなった。

ジャコ・ヴァンジルに一打ビハインドで再開したファーストラウンド、ダ・シルバは9番ホールでバーディを奪い、15番ロングホールではチップショットでイーグルを決め、最終2ホールを連続バーディで締めくくり、10アンダー、「62」と素晴らしいプレーを見せ4打差のトップへ立った。

このラウンドはダ・シルバにとって、プロとしてこれまでで最高のラウンドとなったが、決して偶然の出来事ではなかったという事を、セカンドラウンドの「68」が証明している。10番ショートホールでバーディを奪い、11番ホールはボギーを叩いた。しかし13番と15番ホールで再度バーディを奪い、その15番では3フィートに寄せるチップショットを見せた。

1番ロングホールで15フィートのバーディパットを決め、7番ホールでバーディを奪った彼は大会の半分を14アンダーで終えた。リードは彼が終えた時点では6打であったが、その後、ヴァンジルが「67」で終えた事でその差は3打に縮まった。

ダ・シルバは木曜の朝、非常に強い風に直面しながらプレーをしなければならなかった。そのあとすぐに、風はグリーン上のボールを動かしてしまう程強まった。「昨日は良い休憩が取れました。朝は非常にプレーするのが困難な状況でした。そこでちょっと休憩がもらえたおかげでパットが決まるようになりました」。
「なぜか、自分のペースをしっかりと感じられていました。キャディと私とでしっかりとグリーンを読めていましたから」、「最近、パットでがっかりすることが多かったです。たぶん今日は23か24パットでラウンドしたと思うのですが、これは私にとってはパッティングでのベストラウンドということになります。昨年はアジアで、1ラウンド平均32パットでしたから」

ヴァンジルはセカンドラウンドを最終組で回っており、1番ホールでボギーを叩き出だしで躓きを見せた。12回トップ10入りし、初のヨーロピアンツアー優勝を狙っているヴァンジルはすぐに立て直し、3番ホールからの5ホールで4度バーディを奪った。その後、8番と9番でボギーを叩き、前半を「36」で終えた。しかし12番ホールからの4連続バーディにより、大会半分を終え2位につけた。

「トップとの差が大きくなりすぎるのは嫌です。9アンダー、トップと5打差だったので、もう一息と思いプッシュしようと決めました。ヨーロピアンツアーでも、サンシャインツアーでも、黙っていて勝利が転がり込んでくるということはありませんから、自分でしっかりと戦って、掴み取らなければいけないんです」とヴァンジル。

イングランド出身のジョン・パリーはスコア「66」で3位の10アンダー、南アフリカ出身ダレン・フィチャートは4位で8アンダーの「67」。セントオマールオープンの勝者は母国の土地で、あの時のフォームを取り返していることに喜びを感じている。「なぜか休暇のあと、いつものスイングを失ってしまったんです。ですから今必死に見つけようと努力しています。砂漠の連戦を終え母国に戻ってきてから、徐々に感覚を取り戻しており、今日はいつものスイングができていました」と彼は述べる。

「まだまだ始まったばかりで、これから沢山プレーする機会があります。先週まで中東で戦っていましたから、母国に帰ってきて非常に安心しています」、「イーストロンドンでは非常に良い記録を持っています。2009年はレティーフ・グーセンにプレーオフで敗れましたが、この大会は好きですし、更にいい結果が出せたらいいと思います」

ポルトガル出身のスター選手、リカルド・サントスは今シーズン最初の5大会で3度トップ10入りし、レース・トゥ・ドバイで現在11位。その彼は7アンダーの「66」、本日は1番ロングホールで20フィートからのイーグルパットを決めた。「ここ4週間非常にいい調子でプレーできています」と30歳のサントス。「非常にいい感じで、自信が持てているから気持ちも安定しています。ただ、一球一球にベストを尽くすだけで、あとは何が起こるかというところですね」

「良い順位で競えるのはいつでも良いものです。特に昨年、ここでは予選落ちしていますからね。」

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