2013年 ヨハネスブルグオープン

勝利を狙うスターンとフィッシャー・ジュニアが首位に

2013/02/09 08:08

7アンダー「65」で2日目を終えた南アフリカ出身のリチャード・スターンは、トレバー・フィッシャー・ジュニアと並び、ヨハネスブルグオープンのトップに立ち、2週連続でトーナメント前半を首位で折り返すこととなった。

背中の怪我により失意のシーズンとなった2010年、そして2011年だったが、それ以前はヨーロピアンツアーで5度の優勝を経験している31歳のスターン。ロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンゴルフクラブ西コースでの驚異的な「63」に続き、より難易度の高い東コースでも7バーディを奪い、ここまで通算15アンダー。

スターンは先週の大会で、最初の2ラウンドを1打差のトップで終えていたが、最終的にはステファン・ギャラハーに続く2位。しかし、今週は優勝に向けてひた走っている。

「やるべきことをやり、パットもよく決まりました。トップで週末に臨めるのは何よりです」とスターン。「週末は難しい戦いになるでしょう。5、6打ビハインドの選手でもまだ十分追いつけますから。チャールもいますし、ジョージも勝ちにくるでしょう。まだまだ先は長いです」。最初のホールでバーディを獲った後、4番、7番ホールと続き、更に9番ホールで8フィートのパットを決め、アウトを「33」で終えた。

15番ホールではピン側5フィートへの素晴らしいアプローチを見せ、後半17番と18番ホールではバーディラッシュとなり、フィッシャー・ジュニアに追いついた。それは、フィッシャー・ジュニアが既に西コースを「62」というチャール・シュワルツェルが作った記録まであと1打に迫る好成績で終え、十分なリードを保ってホールアウトした後の追撃だった。

出場選手たちは、東コースで行われる週末の決勝ラウンドへ進む前に、東西各コースで1ラウンドずつプレーしなければならないが、初日に東コースで「66」と素晴らしいスコアを出した33歳のフィッシャー・ジュニアは、2日前にサンシャインツアー選手のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた実力を見せつけた。

7バーディ、1イーグルと好成績を残した昨年3位の彼は、「とてもいい日になりました」と述べ、「全て思い通りに行きましたね。沈めるべきパットは沈めましたし」と付け加えた。「今日は嬉しく、そして我慢強く戦った一日でした。ゆっくり歩いて、全てをゆっくりやりましたね。いい一日でした」

ジョージ・クッツェーも、この大会で2度優勝を経験しているシュワルツェルが記録したコースレコードに1打差まで迫るスコアで2日目を終えた。彼が記録した「64」は2009年のマスターズ王者が東コースで残した記録に1打及ばなかった。この日8つのバーディを獲った彼は、通算12アンダーとし、トップから3打差の位置に付けている。なかでも10番ホールでピン側3フィートにつけたアプローチはとりわけ見事なショットだった。

シュワルツェルは西コースを「65」で終え、同国出身のキース・ホーンとチリ出身のフェリペ・アギュラーと並ぶ4位タイ。世界ランク18位の彼にとって、フィッシャー・ジュニアの名がリーダーボードの天辺にあることは、驚きではないようだ。

「南アフリカのアンダー23で、4人でチームを作って一緒にプレーしたことがあるので、彼がどれだけ優秀な選手が知っています」とシュワルツェルは話している。

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