「アルフレッド・ダンヒル選手権」で知っておくべき5つのこと
ヨーロピアンツアーがレオパルドクリークGCを再訪する「アルフレッド・ダンヒル選手権」について知っておくべき5つの事柄は次の通り。
続く南アフリカスイング
第21回「アルフレッド・ダンヒル選手権」で今週も南アフリカスイングが続き、2週連続でヨーロピアンツアーとサンシャインツアーの共催で行われる。来週の「南アフリカオープン」で、南アフリカ3連戦は完結する。
今大会は2019-20年シーズン2度目の開催という変わった位置付けになる。今季開幕戦となった昨年12月の第20回大会では、パブロ・ララサバルが劇的な勝利を飾った。
ララサバルの防衛戦
ララサバルは、約1年ぶりにスリリングなバックナインの盛り返しで4年ぶりの優勝を遂げたレオパルドクリークGCを再び訪れる。
この大会を制した3人目のスペイン人選手となったララサバルは、昨年の最終ラウンドを3打差の首位で迎えるも、足のマメに悩まされて歩くのも困難となり、最終日の前半で「41」をたたいた。それでも、上がり4ホールで3バーディを奪い、1打差で勝利。試合後に「僕のゴルフキャリアの中で一番タフな日だった」と述べた。
壮大な周辺環境
クルーガー国立公園の南端に位置するゲーリー・プレーヤー設計のレオパルドクリークGCは、ヨーロピアンツアー国際スケジュールのなかで最も壮観なコースのひとつと言われており、クロコダイル川の河畔にたたずむパー5の13番ホールは、印象深いホールとして名高い。
息をのむような美しい環境に囲まれた同コースで、選手たちはカバ、ワニ、水牛、そしてゾウたちとフェアウェイを共有することになる。
豪華な歴史
レオパルドクリークGCでの優勝者リストにはそうそうたる面々が名を連ねており、そこには複数のメジャー王者、そして「ライダーカップ」や「プレジデンツカップ」のスター選手たちが含まれる。
そのうちの3人にとって、同大会はヨーロピアンツアー初優勝を遂げたキャリアにおける重要な大会となった。2001年の第2回大会でアダム・スコットがツアー初優勝を果たすと、翌02年大会ではジャスティン・ローズが初優勝を挙げ、04年にはシャール・シュワルツェルがこれに続いた。シュワルツェルは12年、13年、そして15年にも大会を制覇しており、この大会でただ一人、4度優勝を遂げた選手となっている。
フィールド内訳
今年の「アルフレッドダンヒル選手権」では、レオパルドクリークGCに過去の大会王者5人が揃い踏みする。
ララサバルに加え、16年大会覇者で先週の「ヨハネスブルグオープン」で4位に入ったブランドン・ストーン、さらにリチャード・スターン、アルバロ・キロス、そしてドイツのマルセル・シームが出場する。
ストーンはインパクトを残すことを期している南アフリカ人選手の一人である。いずれも好調を保っているショーン・ノリス、ディーン・バーメスター、そしてクリスティアン・ベゾイデンハウトに加え、「ヨハネスブルグオープン」で2位に入った飛ばし屋のウィルコ・ニエナベールは、さらなる躍進を期して出場する。
一方、「アフロディーテヒルズ キプロスショーダウン」でヨーロピアンツアー初優勝を遂げたロバート・マッキンタイアは、15位タイに入った18年以来のレオパルドクリーク再訪を果たすことになる。
同じく前回出場時にトップ20入りを果たしているエディ・ペパレルもフィールドに名を連ね、2度のトップ10入りと、「スコティッシュ選手権」での16位タイを経ての大会出場となる。