欧州男子ツアー

数字で振り返るセベ・バレステロスのキャリア

2020/04/14 08:45
1980年「マスターズ」王者となったセベ・バレステロス。当時23歳だった(Peter Dazeley/Getty Images)

今回は1957年4月9日に生を受けた、偉大なるセベ・バレステロスのキャリアを数字で振り返ってみる。

・1974年3月に16歳でプロ転向。

・1974年の「スペインオープン」にて17歳8日でヨーロピアンツアー初出場を果たし、ヨーロピアンツアーの大会でプレーした史上最年少プロ選手となった。

・出場3大会目の1974年「イタリアオープン」で4位タイに入り、初めて賞金を手にした。その時の金額は1680ユーロだった。

・出場27大会目の1976年「オランダオープン」で、2位のハワード・クラークに8打差をつけてヨーロピアンツアー初優勝を飾る。これは19歳121日での快挙だった。

・「オランダオープン」を制覇した1976年に、史上最年少となる19歳250日で年間王者となった。

・1976年に年間王者となったセベは、1977年と1978年も王座を守り、さらに1986年と1991年にも年間王者に輝いた。

・1979年に3度の優勝を誇った「全英オープン」初制覇を遂げた。彼は1984年と1988年も「全英オープン」を制覇している。

・1980年にヨーロピアンツアーの選手として初めて「マスターズ」を制覇。1983年には同大会2勝目を挙げた。1980年の23歳での大会制覇は、「マスターズ」史上最年少優勝だった。

・1976年から1989年にかけて、毎年ヨーロピアンツアーの年間ランキングでトップ10入り、キャリアでは通算16回果たしている。これはベルンハルト・ランガーと並ぶヨーロピアンツアー記録となっている。

・ヨーロピアンツアー通算50勝を達成。これは歴代2位のランガーに8勝差をつける歴代最多勝記録となっている。

・1976年から1992年にかけて、17年連続でヨーロピアンツアーにて年間1勝以上を達成。これはヨーロピアンツアー記録となっている。

・ヨーロピアンツアーでは418大会に出場し、311回予選通過を果たし、うち170回はトップ10入りを果たす。

・1986年に「アイルランドオープン」、「モンテカルロオープン」、そして「フランスオープン」を制覇し、ヨーロピアンツアー3戦連続優勝を遂げた最後の選手となった。

・1986年にヨーロピアンツアー史上初となる年間6勝を達成。この年、「ブリティッシュマスターズ」、「アイルランドオープン」、「モンテカルロオープン」、「フランスオープン」、「オランダオープン」、そして「ランコムトロフィー」を制覇した。

・ヨーロピアンツアー公式生涯獲得賞金で100万ポンド、200万ポンド、そして300万ポンドに到達した初めての選手となった。