幸運と不運 カタールでもカイマーは好調持続なるか
マルティン・カイマーは2020年「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」で、最近の安定したプレーを久々の優勝へつなげたいと考えている。
かつての欧州ナンバーワンであり、メジャー2勝を含むヨーロピアンツアー11勝を誇るドイツ人選手は、2014年のメジャー「全米オープン」制覇を最後に、6年近く勝利から遠ざかっている。しかし、2020年シーズンは4試合連続トップ20入りを果たす幕開けとなった。
そして、砂漠のエデュケーションシティGCで開催される今週の大会に出場する35歳は、未勝利状態に終止符を打つのもそう遠くないと感じている。「このところ良いプレーができている」とカイマー。「ショートゲームをかなり練習しているし、パターの調子をもっと上げて行こうとしているんだ」。
「フェアウェイやグリーンの捉え方については、とても満足している。僕はとても安定したプレーをしているし、何度もトップ16に入っているから、あと幾つかパットを沈めて実際に優勝のチャンスを掴めたらと思っている」。
今週の大会は長きにわたり開催されてきたドーハGCから新コースへ移ることとなった。カイマーは新コースに対して適応しなければならいことは承知しているものの、アラビア半島特有の風はお馴染みの大敵と見なしている。
「先週のオマーンで既にこの強い風は経験しているからね。ここはさらに風が強く感じるから、とても難しくなるだろう。不運なショットも幾つかあるだろうから、幸運と不運な結果を受け入れてプレーできるかどうかの問題であり、それについて自分たちができることはほとんどないからね」。
「プレーの仕方には常に違いがあるんだ。大会では、異なるホールでどのようなプレーをし、どのホールで少しアグレッシブに行くかという具合に、大会モードでゴルフコースを理解することがとても重要なんだよ」。
「僕はこれまでと違うゴルフコースでのプレーを楽しみにしている」。