米国シニアツアー

「今後、アジアで数試合」米シニアツアーが明かした拡大構想

2016/10/19 07:45
米チャンピオンズツアーの日本初開催記者発表。出席者は左から(株)アコーディア・ゴルフの野中貞徳常務執行役員、トム・ワトソン、PGAチャンピオンズツアーのグレゴリー・マクローリンプレジデント、日本航空の植木義晴代表取締役、在日アメリカ大使館のアンドリュー・ワイレガラ商務担当公使、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長

日本初となるPGAチャンピオンズツアー開催(2017年9月/JAL選手権)を発表した18日、同ツアー・プレジデントのグレゴリー・マクローリン氏がインタビューに答え、将来の構想を語った。

「この試合が新たな道となることを願っている。将来的にはアジアで数試合を開催したい」と明かしたのはツアーの拡大戦略。日本で大会を開催することは数年前から考えていたといい、「3カ月ほど前にJALさんがスポンサーをしてくれることが決まった。とても幸運だった」とその第一歩を喜んだ。

メインスポンサーとなる日本航空株式会社の植木義晴代表取締役は、「出場する60人の選手には、もちろんJALの翼を提供する。この大会をきっかけに日本を身近に感じて、来てもらうきっかけになればいい」と、海外からの観光客誘致効果にも期待を懸けた。

大会3日間の模様は、米ゴルフチャンネルを通じて全世界に放映される予定となっている。

一方で、大会に後援として名を連ねた日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長は、「非常に喜ばしいこと」としながらも、「(国内シニア大会を開催している)コマツさんが日程調整に応じてくれたおかげ。感謝したい」と、既存ツアーの存在もアピールした。

「我々も年に10数試合を開催しているので、そこに影響を及ぼすのはやめて欲しい」と牽制しつつ「(後援することに)賛否はあるだろうけど、内情を知らないことには何もできない」と後援に至った理由を話した。(編集部・今岡涼太)