2014年 全米シニアプロ選手権

日本勢2年連続メジャー制覇なるか 室田淳が首位浮上で決勝Rへ

2014/05/24 10:32
「残り2日は楽しくやります」。井戸木の偉業に続けるか。室田淳がビッグタイトルに挑む(Gregory Shamus/Getty Images)

ミシガン州のハーバーショアGCで行われている米国シニアメジャー「全米シニアプロ選手権」の2日目、63位から出た室田淳が、2イーグル、3バーディ、1ボギーの「65」(パー71)で急追し、通算4アンダーで一気に首位タイへと浮上した。

7時50分に10番からスタートし、スコアを2つ伸ばして迎えた後半の5番パー5(573ヤード)。ピッチングウェッジで放った残り126ヤードの第3打は、アゲンストの風に負けずグリーンを捕らえ、そのままカップイン。最終9番のパー5(578ヤード)でも再びイーグルを奪い、一気に首位戦線へ躍り出た。

「フェアウェイはキープ出来ていた」と、初日の出遅れにペースを乱されることなく、好調なショットでチャンスに繋げた。初日に課題として挙げていたパッティングは、「昨日も今日もあんまり入ってない。こっちはストレートラインがないグリーンだから」としながらも、納得の表情で決勝ラウンドへ向かう。

「残り2日は楽しくやります。いい状態をキープしてプレーするだけ」。2011年は3位、昨年は単独5位でフィニッシュするなど、毎回コースを変えて開催される大会ながら相性の良さも感じさせる。昨年は井戸木鴻樹が日本勢としては初めてメジャー制覇を達成した大会でもある。

「私は井戸木にはなりませんよ(笑)」と、冗談交じりにスポットライトへの無関心を強調しつつ、いぶし銀は手応えへの自信を漂わせた。

2014年 全米シニアプロ選手権