「50歳、60歳を超えた人々に勇気を」ランガーが米シニア史上最年長優勝 64歳1カ月

◇米国シニア◇ドミニオンチャリティクラシック 最終日◇カントリークラブ・オブ・バージニア (バージニア州)◇7025yd（パー72）

ベルンハルト・ランガー（ドイツ）が米国男子シニアツアー（PGAツアーチャンピオンズ）の史上最年長優勝記録を樹立した。2019年に63歳5カ月4日で「バスプロショップレジェンズ・オブ・ゴルフ」を制したスコット・ホッチの記録を64歳1カ月27日に更新した。

首位で迎えた3日間大会の最終日を「69」で回り、通算14アンダーのトップで並んだダグ・バロンとのプレーオフを1ホールで決着させた。飛距離で勝る52歳を相手に、18番（パー5）でバーディを奪った。

「マスターズ」2勝を含め、レギュラー時代にPGAツアー3勝のランガーは、シニア入りした2007年から毎年優勝し歴代2番目の通算42勝をマーク。ヘイル・アーウィンの最多勝記録、45勝にあと3つに迫っている。

「50歳、60歳を超えた人々に勇気を与えられる。私たちはまだ高いレベルでパフォーマスできているし、決してあきらめる必要はない。改善の余地は常にある。体調管理も大切で、精神面においてもタフでなければならない。技術も神経も、すべてにおいて素晴らしい必要がある」と胸を張った。