3Wで1オンも ミケルソンが米シニアツアー2戦2勝
◇米国シニア◇ドミニオンチャリティクラシック 最終日(18日)◇バージニアCC (バージニア州)◇7025yd(パー72)
首位と3打差の2位から出たフィル・ミケルソンが8バーディ、1ボギーの「65」をマークし、通算17アンダーで逆転優勝した。米シニアデビュー戦となった8月末の「チャールズ・シュワブシリーズatオザークナショナル」に続く2勝目。ツアー参戦から2連勝したのは史上3人目となる。
快調にバーディを積み重ね、勝負を決めたのは終盤だ。317ydの後半15番(パー4)、ビッグレフティは3Wで1オンし2パットのバーディを奪った。16番(パー5)はフェアウェイからの第2打を4Iでフェアウェイど真ん中へ。第3打は軽くピンに絡めるだけで、2連続。「15番のティショット、16番のセカンドショットがこの日のベストショットだった」と胸を張った。
同週開催のレギュラーツアー「ザ・CJカップ@シャドークリーク」への推薦出場も見込まれていたが、シニアツアー出場を選択した。「(優勝する)チャンスが大きいと思いながらプレーする感覚が好きなんだ。このツアーでの充実感も大きい」と口にした。今大会では11月開催の「マスターズ」に備えて新たな1Wを投入した。初日が悪天候中止で、カートを使って36ホールを回った前日はドライビングレンジに直行してスイング修正に励むなど、ツアーは変わっても常にレベルアップを求めている。
前年大会のミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)の最少ストロークを1打更新した。次週は「ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド」(シャーウッド・カリフォルニア州)に出場する。「彼(PGAツアーメンバー)らとの競争は、簡単にはいかないがやってみようと思う。これで少し自信がついたし、オーガスタまであと1カ月だ」。気を引き締め直して秋口を見据えた。