米国シニアツアー

PGAツアーに先駆け米シニアで観客動員再開へ

2020/09/06 12:58
米国はシニアツアーから観客を動員する( Steve DykesGetty Images)

コロナ禍によるツアー中断から再開後も無観客での開催が続いている米国男子ツアー(PGAツアー)に先駆け、米シニアツアー(チャンピオンズツアー)が初めてギャラリー入場を許可してトーナメントを開催する。

女子ツアーを含めても、米国ではツアー再開後初の観客動員大会となるのは、11日(金)開幕の「サンフォードインターナショナル」(サウスダコタ州ミネハハCC)。同州の地元紙「アーガス・リーダー」によると、練習日のギャラリー入場は依然として認めないものの、大会3日間はコース内での観戦が可能となる。

トーナメントディレクターのジョシュ・ブリュースター氏は「我々がほかのトーナメントのための“青写真”になることを望んでいる」とコメント。入場ゲートで検温を実施し、マスクの着用は義務づけないが、強く推奨する。会場内には手洗い場を増設し、食事は事前に個別包装したものを提供。選手にサインを求めることは禁止としている。

PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏は、すでに下部コーン・フェリーツアーとチャンピオンズツアーで再開されているプロアマ戦を「コーラルズプンタカナリゾートクラブ選手権」(9月24日~/ドミニカ共和国・コーラルズGC)で復活させることを発表

新シーズンに入っても、「全米オープン」や「マスターズ」といった延期されたメジャーの無観客開催は決定しているが、プロアマ再開が観客動員に向けた一つのステップになるとの見方を示している。