2012年 タイランドゴルフ選手権

小林正則、5位タイ発進も最後は安堵

2012/12/06 21:34
セカンドオナーになることが多かったこの日。そりゃ、同組の選手が凄すぎました。

「タイランドゴルフ選手権」初日、通算4アンダーでラウンドした小林正則が、日本人最高位となる5位タイの好スタートを切った。

「ティショットがフェアウェイキープできたので、その点がスコアにつながったと思います。最高のスタートですね」と小林。「アジアパシフィック・パナソニックオープン」での優勝もあり、現在のアジアンツアー賞金ランキングは5位。もし優勝すれば、1位のウィラチャンに迫るところまで順位をあげることができる。

だが、「僕の場合は上がってみないと分からないので。1日1日やるだけです」とあまり大きなことは期待していない。「今日のようにティショットでフェアウェイキープできるようにやりたいですね」と、さらりと交わした。

それよりも、この日小林の心を揺さぶっていたのは同組の2人。スコット・ヘンドルーク・リストという選手。「ヘンドが飛ぶのは分かっていたけど、もう一人の選手がおかしい位飛んでいた。15ヤードは置いていかれていました」と振り返る。

それもそのはず、リストは今年のWeb.comツアーのドライビングディスタンス1位の選手で、その平均飛距離は驚愕の324ヤード。「ほんとですか?良かったぁ、それは安心しましたよ」と、自分の問題ではなかったことが分かり、ほっと胸をなでおろしていた。(タイ・チョンブリ/今岡涼太)

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