石川遼、2011年最終戦のためタイへ!
2011/12/13 11:05
12月15日(木)から18日(日)にタイのアマタスプリングCCで開催されるアジアンツアー最終戦「タイランドゴルフ選手権」に出場する石川遼が13日午前、成田空港を出発した。
今季の日本ツアーでは2007年のアマチュア時代、2008年のプロ転向後初の「年間0勝」に終わった石川にとって、同大会が2011年最後の公式戦。その締めくくりの一戦を前に「今年の集大成と言うか、今年の中でも特別な週にしたい。何かをつかんで帰って来たい」と意欲を語った。
アジアンツアーはキャリアの中では初出場となるが、今大会の開催コースであるアマタスプリングCCでは2009年、10年とアジア選抜と欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」を戦った経験がある。「池が絡むホールが多く、まずは池に入れないことを最優先させながら攻めて行きたい。世界に通用するコースだと思うし、アメリカのコースに似ている。やっていて緊張感がある。90%から80%くらいのショットでは、なかなかバーディを獲っていけない。95%から100%に近いショットが必要とされる」とコースに対するモチベーションも高い。
出場選手の多数はもちろんアジアンツアーメンバーだが、日本勢も平塚哲二、片山晋呉、松村道央、久保谷健一らもエントリー。そしてチャール・シュワルツェル(南アフリカ)、ダレン・クラーク(ともに北アイルランド)らメジャーチャンピオンも招待選手として参戦する。
石川にとっては、来年の「マスターズ」出場権がかかる年末の世界ランク50位以内を確保する上でも大きな意味を持つ4日間となりそうだ。(千葉県成田市/桂川洋一)