2020年 バンダル・マレーシアオープン

ビザが無効に…ADT賞金王の関藤直熙にも新型ウイルス余波

2020/03/08 18:16
下部ツアーから昇格を果たした関藤直熙にも新型コロナウイルス感染拡大の余波が及んでいる(大会提供)

◇アジアンツアー◇バンダル・マレーシアオープン 最終日(8日)◇コタ・プルマイG&CC(マレーシア)◇6977yd(パー72)

世界的な規模で感染拡大を続けている新型コロナウイルスが、アジアを転戦する22歳のスケジュールを複雑にしている。

54ホール短縮競技となった大会で第3ラウンド「67」をマークし、通算11アンダー7位に食い込んだ関藤直熙。昨季、参戦2年目となったアジア下部ツアー(ADT)で日本人初の賞金王に輝き、アジアンツアーへの昇格を果たした。

シーズン開幕戦の「香港オープン」に続く今季2度目のトップ10入りも、今後の日程は流動的な部分があるという。まず、次週タイで開催予定だった「ロイヤルカップ」が感染拡大の影響で延期となったため、いったん日本へ戻って「日本プロゴルフ選手権」の予選会に出場することを決めた。

さらにその翌週、アジアンツアー「ヒーローインディアンオープン」への出場にも障害が発生している。インド政府が感染拡大防止を目的として、入国予定の日本人に3月3日以前に発給したビザ(査証)を無効にすると発表したばかりだ。

「インドのビザが無効になってしまったので、再度取り直せれば、取り直して、インド、バングラデシュと出る予定です」と話したものの、アジアンツアー2連戦が実現するかは不透明。国際色豊かなプロゴルファーにとって、スケジュールに気をもむ状況が続いている。

2020年 バンダル・マレーシアオープン