アジア大会の金メダリスト 中島啓太が日体大に合格
2018/12/21 18:51
8月にインドネシアで開催されたアジア大会のゴルフ競技で男子個人・団体の金メダルを獲得した中島啓太(代々木高3年)は21日、日本体育大のトップアスリートAO入試に合格したことを明かした。前日20日に合否発表があり、注目を集めていたトップアマの進路が決定した。
都内で行われたJGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチーム慰労会後に取材に応じ、「決めました」と報道陣に報告。「将来プロになったらすぐに海外に行く」という目標に向けて、今年の初めに進学を決意し、複数の大学を見学した。充実した練習施設のほか、「周りの選手がアスリートばかりで一番ワクワクした。自分もここで準備をしていきたいと思った」とし、周囲の環境を決め手に挙げた。
進学するのは体育学部体育学科で、「いまは栄養学などを勉強したい気持ちが強い」と学業にも意欲的だ。最近は栄養学の本を購入するなど関心は強く、「ナショナルチームで学んできたことを発展していければ、いい選手になれると思う」と力を込めた。
在学中もプロ転向する意思はなく、海外で通用する実力をじっくりと蓄えていく考え。「海外の全米アマなどに出場して、優勝争いできるような選手になってからプロになりたい。ナショナルチームにいられれば、世界アマやアジアアマにも数回は出られると思う」と、アマチュアのままさらなる高みを目指す。
日体大OBには伊澤利光、室田淳、細川和彦、平塚哲二、成田美寿々らがいる。また、2017年に入学した20歳の河本結が今年8月、女子プロテストに合格した。(編集部・塚田達也)