1Wでキャリー320yd 中国の17歳が松山以来の連覇に挑む

2018/10/06 19:34
ワトソンから「シンプルにやることが大事」と激励されたリン・ユーシン

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 3日目(6日)◇セントーサGCニュータンジョンC(シンガポール)◇6847yd(パー70)

次週に18歳の誕生日を迎えるリン・ユーシン(中国)が、コースレコードとなる「62」をマークして、通算10アンダーの単独首位に浮上した。リンは昨年大会のチャンピオン。大会2連覇を果たせば、2010、11年大会を制した松山英樹以来7年ぶりとなる。

「今週、ずっとショットは良かった。パットが入るのを待っていたけど、きのうのホールアウト後の練習で、このグリーンに合うリズムを見つけた」とリン。今年に入り、手首のケガに苦しんでいたが、「あす勝って、自分のプレーが大舞台でも通用することを証明したい」と意気込んだ。

左打ちのリンは1Wでキャリー320ydをたたき出し、3Wでも300ydを超す。ティショットでは2Iを多用し、この日同組で回った金谷拓実(東北福祉大2年)の1Wショットとほとんど変わらない飛距離を稼いだ。

昨年大会は、上位5位までのうち4人を中国人選手が占めた。歴代優勝数でも最多の3勝を誇っている。今年も中国旋風が吹き荒れるだろうか?(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)