ゴルフ業界が一致団結!復興支援に向けて前向きな姿勢
東北地方を中心に襲った大地震により、今後も長期にわたる余震、物資の流通問題、福島の原発問題など、まだまだ緊迫した状況だが、多くの企業が復興支援に向けて動き出している。
ゴルフ関連企業に電話取材をしたところ、ブリヂストンスポーツ、SRIスポーツ(ダンロップ)、ミズノ、キャロウェイゴルフ、テーラーメイドなどは、社員の人的な被害、建物の大きな被害はなく、商品を管理する倉庫に関しては、流通に関して一部滞っているものの大きな被害は出ていないとのことだった。
全国に拠点を置く大手メーカーのSRIスポーツでは、「建物の損傷はなく、東北支店では電気、電話、水道も復旧し業務再開に向けて前に向かって努力しています。災害地支援の取り組みとしては、東北支店へ救援物資の第一便を送り今後も現地社員の支援を続けます」と、すでに被災地に向けての支援を開始した。
また、各企業が行っているイベントに関しては、キャロウェイゴルフ主催の全国一斉試打会は、今月末まで全国で中止すると発表。しかし、キャロウェイゴルフ本社(東京・白金台)の1階にある東京パフォーマンスセンター(クラブフィッティング・パターフィッティング)は、3月22日(火)から営業を再開する予定だ。
そのほか、ゴルフ関連の企業は復興支援に向けての動きが進んでおり、ミズノでは義援金3,000万円の寄付と約2万点のスポーツウエアなどの物資の支援予定。ゴルフ場の運営などを行うPGMは義援金2,000万円を寄贈する予定だ。テーラーメイドでは「被災地における地域復興に対して企業として出来る限りの貢献を行うという当社の指針に基づき、今後ゴルフ用品協会等の業界団体を通じて被災地への義援金もしくは物資の寄付を行い、地域復興に少しでも貢献していきたいと考えております」と、多数の企業が復興に向けて前向きな姿勢を示した。