2021年 アジアアマ

身長193cm、体重115kg 欧陽子龍「初めて日本のためにプレーする」/アジアアマ事前

2021/11/03 13:27
開幕前日は中島啓太(左)らとラウンドした欧陽子龍

◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 事前(2日)◇ドバイクリークゴルフ&ヨットクラブ(UAE)◇7203yd(パー71)

生まれたときの体重は5200gあったという。「僕は覚えていないです」と笑うものの、出産には3日半が掛かったという。今年22歳になった欧陽子龍(おうよう・しりゅう)は、身長193cmで体重115kg。足のサイズは31cmで、1Wのキャリーは「315から320ydくらい」と恵まれた体格に育っている。

東京で生まれたが、14歳でアメリカにやってきてゴルフを始めた。「小さいころからインター(ナショナルスクール)に通っていたし、周りは日本人よりアメリカ人っていう印象が強いと思う。でも、国籍は日本だけ。この大会はずっと目標にしてきた試合だし、初めて日本のためにプレーするっていう感覚がある。日本のためにプレーするのはすごく光栄に思います」と期待に分厚い胸を膨らませた。

2020年にサンディエゴ州立大からオクラホマ州立大へと転校した。ゴルフを始めた頃からの憧れだったリッキー・ファウラーの母校というのもその理由の一つ。今年9月には大学のプロアマ大会でファウラー本人とも一緒にラウンドすることができたという。

大会に出場する93選手中、37人がアメリカの大学に通っている。欧陽にとって、周囲は顔見知りばかり。流暢な英語で、香港や韓国、中国出身の選手たちと会話する姿は頼もしい。

「去年1年間はちょっとしたスランプになっちゃったけど、夏場の試合で調子を取り戻して、そこから勢いにのって今は良い感じ」という欧陽。ファウラー同様、最終日は母校オクラホマ州立大のスクールカラーであるオレンジ色のウェアで優勝争いを目指す。(アラブ首長国連邦・ドバイ/今岡涼太)

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