ノートに刻んだ言葉を胸に 金谷拓実が松山英樹以来の連覇へ
2019/09/28 17:25
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 3日目(28日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7041yd(パー72)
首位と7打差の12位から出た前年覇者の金谷拓実(東北福祉大3年)がその差を1打にまで詰め、あす最終日は最終組の1組前から2010年、11年大会を制した松山英樹以来、史上2人目の連覇を狙う。
後半パー5の14番と18番で「ショートアイアンの距離感が合わなかった」と反省する部分はあったが、「粘り強く出来たかな」と5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。通算7アンダー5位に巻き返した。
7年ぶりの日本人優勝を飾った前年大会は、最終日を首位と2打差の3位からスタート。優勝後にゴルフノートに書きこんだ言葉は「最後まで諦めない気持ちが大事」だった。
「初日、2日目にいいスタートきれず、でも諦めないで3日目、4日目でスコアを伸ばすことができて、優勝できた。その時に感じたことは最後まで諦めずにプレーをすれば良いことが起きるかもしれない。諦めてしまったら絶対にそれはない」。昨年出場した「マスターズ」も2日目の終盤に2つのバーディを奪い、辛くも予選通過を果たした。
優勝を飾れば再び「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を得る。あの大舞台に立つためにも「自分らしいプレーをして、しっかりスコアを伸ばして優勝を狙いたいと思います」と意気込んだ。(中国・上海/石井操)