畑岡奈紗、渋野日向子ら全米女子プロ前哨戦へ 笹生優花も2週ぶりに登場
◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック 事前情報◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)
「全米女子オープン」から2週後、翌週には今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(メリーランド州コングレッショナルCC)を控える4日間大会が16日(木)に開幕する。
ミシガン州グランドラピッズを拠点にスーパーマーケットや食料品店を展開するマイヤーが冠スポンサーを務める大会は2014年にスタート。舞台となるブライズフィールドCCは1928年に設立され、故アーノルド・パーマーが優勝を飾った1961年のPGAツアー「ウェスタンオープン」をホストしたコースでもある。
前年大会はネリー・コルダがトーナメント記録の通算25アンダーで優勝。翌週全米女子プロでのメジャー初制覇につなげた。今季は鎖骨下静脈の血栓の手術で離脱を挟んだが、4カ月ぶりの復帰戦となった全米女子オープンは8位と上々のフィニッシュ。タイトル防衛がかかる2週間に挑む。
前週「ショップライトLPGAクラシック」でシーズン初タイトルを掲げたブルック・ヘンダーソン(カナダ)にとっては、過去4大会(2020年はコロナ禍で中止)で2度の優勝を誇る相性のいいトーナメント。そのヘンダーソンをはじめ、世界ランキングトップ10からナンバーワンのコ・ジンヨン(韓国)を除く9人がフィールドに名前を連ねた。
「ショップライト―」では優勝争いの末に6位だった畑岡奈紗も2019年に1打差2位に入った試合。4大会連続(17年はパー71)で優勝スコアが20アンダーを超える伸ばし合いが展開されているだけに、今季バーディ数で全体3位(183個)につける力の見せどころだ。
連覇がかかった全米女子オープンで予選落ちを喫した笹生優花はオープンウィークを挟んで仕切り直しの一戦。ルーキーの渋野日向子と古江彩佳、前週が4月以来の出場だった野村敏京を含め、日本勢5人はいずれも連戦で全米女子プロに乗り込む。
<主な出場予定選手>
ネリー・コルダ、リディア・コー、パティ・タバタナキット、朴仁妃、畑岡奈紗、レキシー・トンプソン、ミンジー・リー、ブルック・ヘンダーソン、キム・セヨン、笹生優花、キム・ヒョージュ、アタヤ・ティティクル、チェ・ヘジン、渋野日向子、古江彩佳、野村敏京