畑岡、笹生、渋野ら今季メジャー初戦 最後のミッションヒルズで池に飛び込むのは
◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前情報◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)
長年、男女を通じてシーズン最初のメジャー大会として行われてきた大会は、新たに米石油関連大手シェブロンが冠スポンサーとなってひと区切りを迎える。
1972年に始まり、83年からメジャーに昇格、熱戦の舞台として定着したカリフォルニア州ミッションヒルズCCでの開催は31日(木)に開幕する今年が最後。賞金総額は2021年の310万ドルから500万ドル(約6億2000万円)と大幅に増額された。23年からはテキサス州ヒューストン周辺に会場を移し、日程も変更される見込みだ。
昨年はパティ・タバタナキット(タイ)が初優勝でメジャータイトルを奪取。今季ここまで6試合の半分が初タイトルの選手(レオナ・マグワイア、ナンナ・コルツ・マドセン、アタヤ・ティティクル)となっているだけに、ニューフェイスがチャンピオン恒例となる18番グリーン脇の通称“ポピーポンド”へダイブを決めても不思議ではない。
日本勢は5人が出場。メジャー制覇を目指す畑岡奈紗は今季6試合中5試合でトップ20フィニッシュと安定感が光り、シーズン序盤ながら全選手中トップの99バーディを奪っている。ミッションヒルズCCは2016年に米女子ツアー出場をかけた1次予選会の会場でもあった。“原点”ともいえる場所のラストチャンスで悲願に挑む。
笹生優花は2年連続2度目の出場。「全米女子オープン」覇者として当然、優勝候補にも挙る世界ランク11位。日本勢では唯一前週をオープンウィークとして調整に専念した。
ツアールーキーの渋野日向子は過去5年のメジャー優勝、古江彩佳は前年メジャー5位以内の資格で参戦。3年連続となる渋野は昨年カットラインに1打届かず予選落ちを喫したリベンジを期す。古江は2020年「全米女子オープン」以来となる2度目の米本土メジャー。横峯さくらは産休制度の適用を受け、自身3年ぶりのメジャーに臨む。
<主な出場予定選手>
パティ・タバタナキット、朴仁妃、コ・ジンヨン、リディア・コー、レキシー・トンプソン、ステーシー・ルイス、笹生優花、イ・ジョンウン6、アリヤ・ジュタヌガン、キム・セヨン、ダニエル・カン、渋野日向子、ミンジー・リー、ナンナ・コルツ・マドセン、ブルック・ヘンダーソン、アタヤ・ティティクル、畑岡奈紗、古江彩佳、横峯さくら