2022年 シェブロン選手権

畑岡、笹生、渋野ら今季メジャー初戦 最後のミッションヒルズで池に飛び込むのは

2022/03/29 16:41
畑岡奈紗は“原点”でメジャータイトルに挑戦

◇米国女子メジャー◇シェブロン選手権 事前情報◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6884yd(パー72)

長年、男女を通じてシーズン最初のメジャー大会として行われてきた大会は、新たに米石油関連大手シェブロンが冠スポンサーとなってひと区切りを迎える。

1972年に始まり、83年からメジャーに昇格、熱戦の舞台として定着したカリフォルニア州ミッションヒルズCCでの開催は31日(木)に開幕する今年が最後。賞金総額は2021年の310万ドルから500万ドル(約6億2000万円)と大幅に増額された。23年からはテキサス州ヒューストン周辺に会場を移し、日程も変更される見込みだ。

昨年はパティ・タバタナキット(タイ)が初優勝でメジャータイトルを奪取。今季ここまで6試合の半分が初タイトルの選手(レオナ・マグワイアナンナ・コルツ・マドセンアタヤ・ティティクル)となっているだけに、ニューフェイスがチャンピオン恒例となる18番グリーン脇の通称“ポピーポンド”へダイブを決めても不思議ではない。

新たに「シェブロン」が冠スポンサーになったメジャー初戦

日本勢は5人が出場。メジャー制覇を目指す畑岡奈紗は今季6試合中5試合でトップ20フィニッシュと安定感が光り、シーズン序盤ながら全選手中トップの99バーディを奪っている。ミッションヒルズCCは2016年に米女子ツアー出場をかけた1次予選会の会場でもあった。“原点”ともいえる場所のラストチャンスで悲願に挑む。

笹生優花は2年連続2度目の出場。「全米女子オープン」覇者として当然、優勝候補にも挙る世界ランク11位。日本勢では唯一前週をオープンウィークとして調整に専念した。

ツアールーキーの渋野日向子は過去5年のメジャー優勝、古江彩佳は前年メジャー5位以内の資格で参戦。3年連続となる渋野は昨年カットラインに1打届かず予選落ちを喫したリベンジを期す。古江は2020年「全米女子オープン」以来となる2度目の米本土メジャー。横峯さくらは産休制度の適用を受け、自身3年ぶりのメジャーに臨む。

<主な出場予定選手>
パティ・タバタナキット朴仁妃コ・ジンヨンリディア・コーレキシー・トンプソンステーシー・ルイス笹生優花イ・ジョンウン6アリヤ・ジュタヌガンキム・セヨンダニエル・カン渋野日向子ミンジー・リーナンナ・コルツ・マドセンブルック・ヘンダーソンアタヤ・ティティクル畑岡奈紗古江彩佳横峯さくら

ショット好調。ショートゲームでスコアメークできるか

2022年 シェブロン選手権