優勝賞金はメジャー超えの1億1400万円 畑岡奈紗シーズン最終戦
◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 事前情報◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556yd(パー72)
コロナ禍に見舞われた異例の2020年は「全米女子オープン」の翌週にシーズンを完結する。優勝賞金は110万ドル(約1億1400万円)。女子ゴルフ史上最高額となる昨年大会の150万ドルから減額になったといえ、メジャー「全米女子」の100万ドルを上回るビッグマネーをかけた最終戦だ。
例年ポイントランキング上位60人がしのぎを削る予選カットなしの4日間大会は、上位70人までにフィールドを拡大。今大会に限って主催者推薦2枠も追加した。
今季出場11試合で未勝利ながら、トップ10入りを5回と高い次元の安定感を発揮してランク4位につける畑岡奈紗は3年連続でエリートフィールドに進出した。
ポイントランク1位の朴仁妃(韓国)ら実力者が顔をそろえ、新型コロナウイルス感染拡大への懸念から今季わずか3試合の参戦だった世界ランキング1位コ・ジンヨン(韓国)も「全米女子」での2位タイフィニッシュでポイントを大幅に上積みして45位で駒を進めた。
今季4試合行われたメジャー覇者の半数が不在。9月「ANAインスピレーション」優勝のイ・ミリム(韓国)とディフェンディングチャンピオンで10月「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」を制したキム・セヨン(韓国)がエントリーした一方、直前にメジャータイトルをつかんだキム・アリム(韓国)は欠場。
8月「AIG女子オープン(全英女子)」を勝ったソフィア・ポポフ(ドイツ)はノンメンバーとしての優勝だったためポイントが加算されず、主催者推薦での出場もかなわなかった。
<主な出場予定選手>
キム・セヨン、朴仁妃、ダニエル・カン、畑岡奈紗、ミンジー・リー、ステーシー・ルイス、リディア・コー、ネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソン、レキシー・トンプソン、コ・ジンヨン