リンドベリがメジャーで初優勝 プレーオフ8ホール目で決着
◇女子メジャー第1戦◇ANAインスピレーション 予備日(2日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)
日没順延となったパニーラ・リンドベリ(スウェーデン)と朴仁妃(韓国)とのプレーオフは、午前8時に5ホール目から再開。リンドベリが8ホール目となる10番をバーディとして決着をつけ、ツアー初優勝をメジャータイトルで飾った。
リンドベリは2010年から米国ツアーに参戦した31歳で、世界ランキングは95位から34位にジャンプアップ。16年「リオデジャネイロ五輪」(31位)の代表歴を持ち、このときは朴が金メダルを獲得していた。
プレーオフは10番、17番、18番の繰り返しで実施された。3ホール続けてパーで分け合い、10番に戻ってきた通算8ホール目。リンドベリが7.5mのバーディパットを先に決めてガッツポーズを作ると、朴が3mのチャンスを外して決着した。
プレーオフには通算15アンダーの首位で終えたリンドベリ、朴、ジェニファー・ソンの3人が進出。ソンは前日の3ホール目に脱落していた。
<最終日>朴仁妃とリンドベリのPOは日没順延 上原彩子は8位
通算15アンダーの首位タイで終えた朴仁妃(韓国)、ツアー未勝利のジェニファー・ソン、パニーラ・リンドベリ(スウェーデン)の3人によるプレーオフへ。18番(パー5)の繰り返しで行われた3ホール目でソンが脱落し、4ホール目を朴とリンドベリがパーで分けたところで日没順延となった。再開は2日(月)の午前8時を予定。
3ホール目に唯一バーディを奪えなかったソンは、惜しくもツアー初優勝を逃した。
上原彩子は5打差を追って9位からのスタート。4バーディ、1ボギーの「69」と伸ばしたが、優勝スコアに3打届かない通算12アンダーの8位でホールアウトした。3連続バーディ発進とした前半に一時は首位を捕らえたが、以降の伸び悩みが響き、1977年「女子プロゴルフ選手権」を制した樋口久子以来、41年ぶりとなる日本人メジャー制覇はならなかった。
畑岡奈紗は「73」と1つ落として通算2アンダーの48位。鈴木愛は「76」として通算13オーバーの76位で終えた。
<上位と主な選手の成績>(プレーオフは翌日に順延)
1T/-15/朴仁妃、パニーラ・リンドベリ、ジェニファー・ソン
4T/-14/アリヤ・ジュタヌガン、ジェシカ・コルダ
6T/-13/モリヤ・ジュタヌガン、チャーリー・ハル
8/-12/上原彩子
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48T/-2/畑岡奈紗 ほか
76/+13/鈴木愛