不調の宮里藍に代わって後輩2人が大躍進!
2007/11/06 18:30
米国女子ツアー公式戦(国内女子ツアー第33戦)の「ミズノクラシック」が三重県志摩市の近鉄賢島カンツリークラブで開幕した。前日までの雨は止んだものの、朝から空は暗い雲に覆われ、冷たい風が吹きすさぶ初冬の寒さの中での初日となった。
米国女子ツアーメンバー43名と国内女子ツアー35名の計78名が出場する今大会。注目は今年3月の「ダイキンオーキッドレディス」以来の国内ツアー出場となる宮里藍。最近の不調については各媒体で報道されており、1番ティに現われた宮里には「頑張れよー」という励ましの声援が多く掛けられた。その宮里だが、やはり調子は今ひとつ。ドライバーが左右にぶれ通算5オーバーの74位と出遅れた。
代わって上位に食い込んだのが、宮里の東北高校時代の後輩、有村智恵と原江里菜の2人。7バーディ1ボギー、通算6アンダーで2位タイに入った有村と、6バーディ1ボギーの通算5アンダーで4位に続く原。高校時代はゴルフ部のキャプテン(有村)と副キャプテン(原)という同い年コンビだ。高校時代はライバル意識が強く、あまり仲が良くなかったという2人だが、プロになってからは食事や行動を共にするようになったという。現在は、良いライバル関係で、有村は「7番でボードを見たら江里菜が6アンダーで、負けてられないって気合を入れたら上がり3連続バーディを獲れました」と振り返った。
単独首位は7バーディノーボギーと強い風をものともせずにスコアを伸ばしたイングランドのローラ・デービース。2位は6アンダーの有村と、レイリー・ランキンの2人。上田桃子は2アンダー10位タイ。横峯さくらはイーブンパーの27位タイ。全美貞は2オーバー52位タイ。