2007年 マクドナルドLPGAチャンピオンシップ

S.ペターセンが息詰まる接戦を制し、メジャー初制覇!

2007/06/10 00:00

メリーランド州にあるブルロックGCで行われている、米国女子ツアーメジャー第2戦「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」の最終日。通算14アンダーまでスコアを伸ばしたスーザン・ペターセン(ノルウェー)が後続を1打差で振り切り、メジャー初タイトルを獲得した。

2003年から米国ツアーに挑み、未勝利のまま迎えた2007年。「ミケロブウルトラオープン」でツアー初勝利を挙げたかと思えば、今度はプロナンバーワンの称号まで獲得してしまった。

首位と1打差の単独2位からスタートし、前半でスコアを1つ伸ばしたペターセン。バックナインに入っても百戦錬磨のベテラン、カリー・ウェブ(オーストラリア)の猛烈な追い上げにも動ずることなく、4つのバーディを積み重ねた。ウェブも最終18番をバーディフィニッシュとし、ペターセンに1打差まで詰め寄ったものの惜しくも及ばず。昨年大会でプレーオフで敗れた悔しさを、晴らすことはできなかった。これでペターセンはメジャータイトルとともに、今季2勝目を獲得。賞金女王争いにも本格的に名乗りを上げ、LPGAツアーでの存在は大きなものになりつつある。

単独首位からスタートした18歳7ヶ月のナオン・ミン(韓国)は、ポーラ・クリーマーの持つツアー最年少勝利記録(18歳11ヶ月)の更新が期待されたが、通算12アンダーにとどまり単独3位。続く通算10アンダーの単独4位には、この日のベストスコアタイとなる「66」をマークしたリンゼー・ライトが13位タイから浮上している。

また、メジャー初制覇を狙っていたロレーナ・オチョア(メキシコ)は、ポーラ・クリーマーらと並び通算8アンダーの6位タイ、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は通算5アンダーの15位タイ。手首の腱鞘炎に苦しむミッシェル・ウィはこの日もスコアを崩し、通算21オーバーの84位と、最下位でのフィニッシュとなった。

2007年 マクドナルドLPGAチャンピオンシップ