2002年 クラフトナビスコ選手権

K.ウェブが来た! ソレンスタム、ノイマンと横一線で最終日へ

2002/03/31 09:00

米国女子ツアーは今シーズンのメジャートーナメント第1戦「クラフト ナビスコ選手権」は3日目に入り、首位争いが熾烈になってきた。この日最もスコアを伸ばしのは1オーバー9位からスタートしたK.ウェブだった。

前半に2つスコアを伸ばしたウェブは、後半12番でボギーを叩いたが4つのバーディでスコアを5つ伸ばしてきた。2年間守った賞金女王をA.ソレンスタムに奪われてしまったが、昨シーズンもメジャーで2勝している。

そしてウェブの最大のライバル、ソレンスタムもスコアを1つ伸ばし首位で並んだ。6番でボギーが先行してしまったソレンスタムだが、中盤はバーディを3つ重ねてスコアを伸ばした。しかし、後半はスコアを伸ばせず、逆に16番でボギーを叩いてしまった。今大会終盤にボギーを叩いているだけに、明日最終日にどのようなゴルフをしてくるか注目だ。

また、初日から首位を守ってきたL.ノイマンは、前半からボギーが続き苦しい展開となった。10番ホールを終えて2アンダーまでスコアを落としてしまった。しかし、終盤の16、そして最終18番でバーディを奪いかろうじて首位はキープした。

また、1打差の3アンダーにB.アイバーソン、ベテランのR.ジョーンズが続いている。今シーズン最初のメジャーを制するのは、LPGAツアーの顔となったウェブ、ソレンスタムで決まるのか、それともベテラン勢が復活を遂げるのか楽しみなった。

日本勢は天沼知恵子が予選で姿を消したが3人ががんばっている。昨年のこの大会で上位に入った福嶋晃子は初日1オーバーで踏ん張ったが2日目にスコアを落とし44位まで後退。しかし、この日は見違えるようなゴルフを見せた。

前半は2バーディ、3ボギーとスコアを落とした福嶋だが、後半には11番から3連続バーディを奪い17、18番の上がり2ホールもバーディ。他の選手が苦しむ難ホールでのバーディラッシュで1オーバー15位まで再浮上した。

また、予選を通過し昨年の雪辱を果たした不動裕理はスコアを1つ伸ばし8オーバーで55位、小林浩美は7オーバー77を叩き通算16オーバーで最下位になってしまった。

2002年 クラフトナビスコ選手権