2002年 LPGA武富士クラシック

お馴染みの顔ぶれが上位を占めている

2002/03/01 09:00

米国女子の開幕戦「LPGA 武富士クラシック」がハワイ島の で開幕した。例年よりも2ヶ月近く遅い開幕となったが、選手たちの調整は完璧なのか初日から好スコアが続出した。

首位に立ったのはディフェンディングチャンピオンのL.ケーン。10番からスタートしたケーンは、いきなり4連続バーディのロケットダッシュを見せた。続く14番ではボギーを叩いたが、後半も4つのバーディを奪い7アンダーまで伸ばした。

そして、6アンダーの2位グループに、昨年2年ぶりに賞金女王に返り咲いたA.ソレンスタムが入っている。ソレンスタムも出足2連続バーディを奪い、この日は7バーディ、1ボギー。先週全豪女子マスターズでライバルのK.ウェブが狙う大会5連覇を阻んだソレンスタムは、開幕から絶好調だ。

ケーン、ソレンスタムと一緒の組でラウンドしたのが福嶋晃子だった。2人のビッグネームを前に、緊張したわけではないと思うがスタートホールでボギーを叩き、その後もペースをつかむことができなかった。初日1オーバーは56位タイとなっている。

この試合は米ツアーレギュラー組の福嶋、小林浩美、片野志保小俣奈三香中島真弓に加え、日本から藤井かすみ天沼知恵子の合計7名が出場している。なかでも一番スコアが良かったのは4アンダーをマークした藤井。4バーディ、ノーボギーで7位タイに入っている。昨年全英女子オープンでも7位に入った藤井があと2日、どこまで伸ばせるか楽しみだ。

この日最終組して10番ホールからスタートした小俣は、8番ホールを終えて3アンダーまで伸ばしてきた。しかし、最終9番ホールは夕闇迫る中プレーが続行され、残念ながらボギーフィニッシュ、2アンダー25位タイとなっている。

天沼は1アンダー37位、中島は福嶋と並んで1オーバー56位。小林2オーバー71位、片野4オーバー88位と2人は予選落ちのピンチとなった。2日目にスコアを伸ばし、7名全員が予選を突破して欲しい。

2002年 LPGA武富士クラシック