バック9で一気に伸ばしたE.クラインがトップ
2003/08/22 09:00
米国女子ツアー第22戦『ワコビア LPGA クラシック hosted by Betsy King』が、ペンシルベニア州カッツタウンのバークレイフ・カントリークラブで開幕した。昨年の大会は韓国の朴セリが優勝。先週の「ジェイミーファークローガークラシック」で今季3勝目を挙げた朴セリが、2年連続優勝と2週連続優勝に注目が集まっている。
初日トップに立ったのはE.クライン。アウトからスタートしたE.クラインは2番ホールでボギー。5番のロングでバーディを奪ったものの結局フロント9はイーブンパー。平凡な滑り出しだった。ところがバック9で豹変。10番、11番で連続バーディ、そして1ホールおいて13番でもバーディを奪った。圧巻は16番からのラスト3ホール。3連続バーディを奪いトータル6アンダーで単独首位に立った。E.クラインは現在賞金ランキング59位でツアー3勝を挙げている中堅選手。2001年『ミケロブライトクラシック』以来の優勝を狙う。
2打差の4アンダー・2位タイには、M.マローン、C.コーク、D.C.ジョーンズ、S-Y.カン、S.リーの5人。また、3アンダーには7人の選手がつけており、トップグループは混戦模様。さらに、2年連続優勝と2週連続優勝を狙う朴セリが2アンダーの14位タイにつけている。優勝戦線は明日以降にならないと分からない展開だ。
日本人選手は小俣奈三香と片野志保、小林浩美の3人が出場。小俣が1アンダーの22位タイ、片野がイーブンパーの31位タイとまずまずのスタートを切った。また、小林は5オーバーの112位タイと大きく出遅れてしまった。明日からの挽回に期待したい。