好調日本勢!藍、美香が1打差2位に揃って浮上
◇米国女子◇RRドネリー ファウンダーズカップ2日目◇ワイルドファイアGC(アリゾナ州)◇6,568ヤード(パー72)
米国女子ツアー第4戦「RRドネリー ファウンダーズカップ」2日目、首位タイからスタートした台湾のヤニ・ツェンが2つスコアを伸ばして通算9アンダーとし、単独首位に立っている。しかし、この日はスコアの伸ばし合い。下位からビッグスコアをたたき出す選手が続出し、世界ランク1位のヤニの背中に猛然と迫っている。
首位と1打差、通算8アンダーの2位グループには、I.K.キム、ミーナ・リー、チェ・ナヨンの韓国トリオの他、宮里藍、宮里美香の日本勢二人も加わっている。上位をアジア勢が独占する中、通算7アンダーの7位タイに、ポーラ・クリーマー、カリー・ウェブらが続いている。
<初優勝まであと「2歩」。美香、「67」で2位浮上>
今年4年目のシーズンを迎える宮里美香が、悲願の初優勝に向け前進した。10番スタートのこの日、11番でバーディを奪うと、その後も好調なショットでバーディチャンスを演出し、計5つのバーディを奪い取る。同組となったポーラ・クリーマー、レクシー・トンプソンにティショットでは後れをとるものの、先に2打目をピンに絡めてバーディを奪うという良い流れ。「飛距離で置いていかれても、戦っていけると感じた」と大きな手応えを得たラウンドとなった。
「久々のノーボギー」と、この日「67」で5つスコアを伸ばした宮里美香は、首位と1打差の2位タイで決勝ラウンドへと駒を進める。優勝まであと一歩ですねと水を向けられると、「あと2日あるので、あと2歩です」と笑う。それでも、「昨日と今日みたいなゴルフをしていたら、絶対上位に入れる」と言い切った。
同じく通算8アンダーの2位タイに宮里藍がつけ、上田桃子も通算4アンダーと上位争いに加わっている。宮里藍は「このまま3人とも上位にいて、良い週末を迎えられたら」と、日本勢の活躍に良い刺激を受けていた。