2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ

Y.ツェンが独走、上田と美香は9位タイに浮上!

2011/06/26 07:57
最終日を前に独走態勢を築いたY.ツェン。メジャー通算4勝目に王手をかけた!

米国ニューヨーク州のローキャストヒルCCで開催されている、今季の米国女子メジャー第2戦「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」の3日目。単独首位からスタートしたヤニ・ツェン(台湾)が5つ伸ばして通算13アンダーとし、2位に5打差をつける独走態勢に。メジャー通算4勝目に大きく前進し、明日の最終日を迎える。

通算8アンダーの2位タイで追うのは、モーガン・プレッセルとシンディ・ラクロス。通算6アンダーの単独4位にパク・ヒヨン(韓国)、通算5アンダーの5位タイにクリスティー・カー、ステーシー・ルイスポーラ・クリーマーミーナ・リー(韓国)が続く。日本勢では、宮里美香が4つ伸ばし、上田桃子とともに通算4アンダーの9位タイに浮上している。

<ヤニ・ツェンがメジャー通算4勝目へ王手>

世界ランク1位のヤニ・ツェンが昨年の「全英リコー女子オープン」以来となるメジャー制覇に向け、盤石の態勢を整えた。2位に1打差をつけてスタートすると、前半に2つバーディ。後半には4つのバーディ(1ボギー)を奪って、その差を5ストロークにひろげた。昨年の「全英―」でLPGA史上最年少の若さでメジャー通算3勝を達成したが、22歳で迎えた今大会を勝つと、朴セリ(韓国)の24歳の記録を塗り替え、またも史上最年少でメジャー通算4勝目を挙げることになる。

昨年覇者のC.カーが5位タイに急浮上。予選では静かなラウンドが続いたが、ようやく上位に顔を出してきた

<昨年女王が5位タイまで浮上>

クリスティ・カーが5バーディ、ボギーなしの「67」をマークし、通算5アンダーの5位タイに浮上。ディフェンディングチャンピオンとしての意地を見せた。特に後半インで4つのバーディを量産。上位へと顔を出した。前日の第2ラウンドでは「いままでゴルフをした中で一番悪いくらいのショットだった」という出来。パーオンしたのは半分以下の8ホール、フェアウェイキープもパー3を除く14ホール中5ホールだったが、この日フェアウェイを外したのは2ホールだけと一夜にして安定感を取り戻した。

この日4つのばし、トップ10圏内に食い込んできた宮里美香。9番で長いバーディパットをねじ込み満面の笑み

<美香は4つ、桃子は1つ伸ばして9位タイに>

予選ラウンド2日間、いずれもイーブンパーと静かなスコアを展開してきた宮里美香が3日目に「68」と猛攻を見せた。2番でバーディを先行させた直後の3番から2連続ボギーをたたくが、7番以降5つのバーディを奪取。過去のメジャー最高位、今年の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の7位を上回ることができるだろうか。上田桃子はアウト、インの出だしでいずれもボギーを叩くなど5バーディ、4ボギー出入りの激しい展開ながらもスコアを一つ伸ばした。

見返り美人です。最終日は上田桃子と同組
今大会はTOYOTAが車両を提供。会場内にはさまざまなトヨタ車が展示されている
手書きのスコアボードに数字を書き入れる。最初は3本セットの鉛筆で下書きする
選手とキャディはあらゆる面で息が会ってないと難しい。この二人はピッタリです
2日目は66のベストラウンド、だが今日3日目は80と大叩き。調子を維持するのは難しい
男女ともアメリカ勢は押され気味。ホームツアーとして復権はあるのか?
男性よりも女性にファンが多い。ファンへの挨拶もどこかダンディーです
バッグから大きなシャークが牙をむいている
イーブンパーで単独4位に踏みとどまった。最終日はプレッセルと同組でプレーする
”ファイティング・アメリカン”ということでしょうか。闘志が漲ってます
どんより曇った日に、真っ白なウェアで登場。400ヤード離れていてもポーラだと確認できました
トップのツェンとは5打差だが、スコアの伸びるコースでは逆転も可能な範囲だ
得意のコースでやっとエンジンが始動。パットが入れば一気にレッドゾーンへ!
17番ホールでバーディパットを決めてガッツポーズ。気持ちよく最終日を迎えられる
走る!走る!勢いに乗る!
晴れ間こそなかったものの、雨が止み、プレーは進んでいく。最終日は晴れの予報
元祖女王(朴セリ)と新女王(申智愛)が同組でプレーした3日目、1打差で元祖女王がリード
ウェアの契約メーカー「パラディーソ」ができた年が1994年だからだそうです
予選落ちを喫したが、土曜日も朝からコースに来て練習に励んだ
午後9時前になっても、西の空はまだ陽が残る。コースの位置は「北緯43度5分15秒」

2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ