ヤニが連覇に向け2位タイに浮上!日本勢は有村が8位タイ
カリフォルニア州にあるミッションヒルズCCで開催されている、米国女子ツアーのメジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の2日目。2位に3打差をつける通算9アンダーまでスコアを伸ばしたステーシー・ルイスが単独首位に立った。
通算6アンダーの2位には、大会連覇を狙う台湾のヤニ・ツェンをはじめ、ジェーン・パーク、そして2年ぶりの大会制覇を狙うブリタニー・リンシコムの3人が並んだ。さらに1打差の通算5アンダー5位タイにモーガン・プレッセル、韓国のエイミー・ヤンが続いている。
日本勢は通算3アンダーの8位タイに有村智恵、通算3アンダーの14位タイに宮里美香が続いている。有村は1つ、そして宮里はこの日3つスコアを落してしまった。その他の日本勢は、通算2オーバー36位タイに宮里藍、通算3オーバー47位タイに上田桃子。通算4オーバーの59位タイに大山志保、馬場ゆかりは通算5オーバーの68位タイに入り、6人が予選通過を果たした。
一方、初日に5オーバー92位タイと出遅れた不動裕理は、この日も5オーバーと挽回することができず、通算10オーバーの102位タイで予選落ちが確定した。
ディフェンディングチャンピオンが2位タイに浮上!
昨年の覇者ヤニ・ツェンが、この日7個のバーディを量産。4ストローク伸ばして通算6アンダーとし、10位タイから2位タイに浮上した。ヤニは持ち前の飛距離のアドバンテージを活かし、6738ヤードと長いメジャー仕様のコースを征服。後半の3番パー4では、自らも「驚いた」という320ヤードのビッグドライブを見せてバーディを奪うなど、好調なプレーを続けている。「週末の2日間をプレーするのが楽しみ」と、大会連覇に自信をのぞかせた。
美香は序盤のチャンスを逃して失速
初日に上位に名を連ねた日本勢だが、2日目はいずれも苦戦を強いられた。3位タイからスタートした宮里美香もその1人。「1番、2番でバーディチャンスを決めきれず、今日のスコアになってしまった」と、出だしでいずれも3メートル前後のバーディパットを外してしまう。すると、5番で2メートルを外してボギーが先行。さらにショットが乱れた6番から3連続ボギーを叩き順位を下げた。通算2アンダーの14位タイに後退したが、「自分の中ではまだチャンスはあると思う」と、その目から闘志は失せていない。
ステーシー・ルイスが単独首位に!
昨年、日本開催の日米ツアー共催競技「ミズノクラシック」で、ホステスプロとして日本で首位争いを演じたことは今も記憶に新しい。首位タイからスタートしたステーシー・ルイスが3ストローク伸ばし、通算9アンダーの単独首位に浮上。2位に3打差をつけて決勝ラウンドを迎える。暑さのピークを迎える午後スタートながら、「後半は良く耐えた」と2バーディを奪って後続を突き放した。