R.ヘザリントンが単独トップ! 宮里藍、横峯さくらも6位タイと好発進!
日米女子ツアーの共同開催で行なわれる「ミズノクラシック」が、快晴という絶好のコンディションの中、三重県にある近鉄賢島カンツリークラブで開幕した。この日は気温20.5度と非常に過ごしやすく、日頃吹き荒れている風も皆無でギャラリー数も5,486人を数えた。そんな恵まれた条件下で、7アンダーの単独トップに躍り出たのがレーチェル・ヘザリントン(オーストラリア)だ。
ヘザリントンは13番でイーグル。15番、16番でも連続バーディを奪うなど、計6つのバーディを奪取。14番で唯一のボギーを叩いたものの、スコアを7つ伸ばし最高のスタートを切っている。
4アンダーの2位タイには、フリエタ・グラナダ(パラグアイ)、ブリタニー・ラング(アメリカ)、川崎充津子、北田瑠衣の4人が続き、3アンダーの6位タイにもカリー・ウェブ(オーストラリア)、宮里藍、横峯さくら、福嶋晃子といった日米の強豪14人がひしめく混戦。トップ6までに海外勢は13人、日本勢が6人という状況になった。
その他の注目選手では、諸見里しのぶが3バーディ、1ボギーの2アンダーで20位タイ。大会6連覇を狙うアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は3バーディ、2ボギーの1アンダー、27位タイで初日を終えている。
K.ウェブ、逆転女王へまずまずの滑り出し
[今日のカリー・ウェブ supported by EPSON]
逆転での米女子ツアー賞金女王を狙うカリー・ウェブ(豪)が、まずまずの滑り出しを見せた。同ツアー公式戦で国内女子ツアー公認のミズノクラシックは3日、三重県の賢島CCで第1ラウンドを行い、ウェブは3アンダー69で回り6位タイにつけた。
宮里藍と同組で出たウェブは、1番、2番と連続バーディで幸先の良いスタート。時折ティショットを引っ掛ける場面もあったが、危なげないゴルフで前半を3アンダーで折り返した。13番パー5もバーディとし4アンダー。一時はトップタイに立つ場面もあった。ところが、スコアを伸ばしたいパー5の16番で第3打をミスし手痛いボギー。3アンダー69で初日の競技を終えた。
逆転女王へ優勝が必須となったこの大会。百戦錬磨のウェブも、練習ラウンドやプロアマとは一変「いつもとは違うプレッシャーを感じていた」。アドレナリンも多く出て、それをコントロールできない。唯一のボギーとなった16番も、「番手のセレクトを間違えました。ウェッジの番手も…」とミスを重ねるらしくないプレー。「全て悪いリズムになってしまった」。
しかし、上がり2ホールをきっちりパーでまとめるところはさすが。トップとは4打差あるが、コースはリアス式海岸の海岸線にあり、特有の海風も吹きやすく、コンディション次第ではスコアも大きく動く。大会前は「(昨年の)瀬田と同じようなスコア(通算12アンダー)がでると思う」と予想しており、有言実行するためにも、明日はチャージが必要だ。「スイングの改善点があると思うので、コーチと直しておきたい」。ウェブは2日目以降の巻き返しへ、静かな闘志を燃やした。
<カリー・ウェブ スコア>
■FRONT 9
ホール/1/2/3/4/5/6/7/8/9
YARD/505/360/375/369/140/410/485/162/390/3196
パー/5/4/4/4/3/4/5/3/4/36
初日/4/3/4/4/3/4/5/2/4/33
2日目/4/3/4/4/2/4/4/3/4/32
最終日/4/4/4/4/3/4/5/3/4/35
■ BACK 9
ホール/10/11/12/13/14/15/16/17/18
YARD/350/165/390/495/380/405/540/180/405/3310
パー/4/3/4/5/4/4/5/3/4/36
初日/4/3/4/4/4/4/6/3/4/36
2日目/4/3/4/4/4/4/5/3/4/35
最終日/3/2/3/5/3/4/4/3/4/31