L.オチョアが首位をキープ!宮里藍も17位タイへ浮上!
ネバダ州、ザ・ラスベガスCCで行なわれている、米国女子ツアー第6戦「LPGA武富士クラシック」の2日目。通算13アンダーで首位の座をキープしたのが、ロレーナ・オチョア(メキシコ)だ。
オチョアは5バーディ、1ボギーと、この日も確実にスコアを伸ばし、後続に2打差をつけてトップに君臨した。しかし、今年に入ってから初日、2日目といい位置につけていながら、後半にスコアを崩してしまうパターンも多く、思い通りのプレーが明日以降もできるかがポイントになる。
また、通算11アンダーの単独2位に浮上してきたのがブリタニー・リンシコム。9番でイーグル、さらに16番から18番にかけて3連続バーディを奪うなど、一気にスコアを7つ伸ばしてきた。リンシコムは、21歳の若手プレーヤーで、昨年ルーキーながらドライバーの平均飛距離270.3ヤードを記録し、ナンバー1になった実績も持つ。米国のジュニアの試合でも、100試合のうち優勝が60%という強者だ。
そして、通算10アンダーで3位タイにつけたのが、ポーラ・クリーマーとセオン・ハ・リー(韓国)の2人。クリーマーは、3連続バーディを含め、8バーディ、ノーボギーと、持ち味でもある爆発的なゴルフを見せて、大幅にポジションをアップ。リーも、5バーディ、ノーボギーとクレバーなゴルフを展開した。彼女も20歳という若さで、LPGAツアーの下部組織「フューチャーズツアー」で賞金王となり、シードを獲得した実力派。韓国では、14歳でプロに転向し、15歳でKLPGAで優勝も果たしている。
そんな若手が活躍する状況の中で、日本の宮里藍も好調だ。5番、6番で連続バーディを奪うなど、4バーディ、2ボギーでフィニッシュ。スコアを2つ伸ばし、通算5アンダーの17位タイにつけた。惜しかったのは、3番と9番でのボギーだ。なかでも9番で、ティショットを左にひっかけ、コース内の機械保護用の植木に打ち込んだシーンは賛否が分かれる。ここで宮里は、ルールオフィシャルを呼ばず、自分でアンプレアブルを宣言。1ペナを払ってボギーとなった。しかし、オフィシャルを呼べば、ノーぺナの救済処置が受けられたかも知れない。もちろん、終わったことではあるのだが・・・。
そのほかの日本勢では、主催者推薦で出場している小俣奈三香が、4バーディ、1ボギーと3つスコアを伸ばして、通算2アンダーの47位タイ。さらに、東尾理子が通算1アンダーの61位タイで本戦へ駒を進めた。一方、三井美智子、16歳アマチュアの金子絢香の2人は、残念ながら予選落ちを喫している。