イ・ボミが2年連続賞金女王戴冠 24アンダーのテレサ・ルー今季3勝目
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(20日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6474yd(パー72)
4打差の首位から出たテレサ・ルー(台湾)が5バーディ、1ボギーの「68」でプレーして通算24アンダーで逃げ切り優勝した。ツアーの最多アンダーパー記録(72ホール)を3打更新した。9月の「マンシングレディース」に続く今季3勝目、ツアー通算12勝目となった。オフには挙式を控えており“幸せパワー”で優勝をつかんだ。
攻めるタイプと自称するルーにとって、4打のリードは十分ではないという。「逃げるのは嫌だ。人生で一番、緊張しました」。同じ最終組の比嘉真美子に序盤で1打差まで迫られた。しかし、7番からの4連続バーディで突き放した。
2打リードで迎えた最終18番では、先にバーディパットを沈めた比嘉にプレッシャーをかけられた。「ショートだけはしてはいけない」と1mのパーパットを落ち着いて沈め、笑顔で手を挙げた。海外メジャーやリオデジャネイロ五輪にも出場し、「今年は最高の1年です。結婚もしましたしね」と、ほおをほころばせた。
通算23アンダーの2位に比嘉。通算20アンダーの3位に原江里菜と、8バーディ、ボギーなしの「64」でプレーした鈴木愛が滑り込んだ。通算19アンダーの5位で菊地絵理香、森田遥がフィニッシュした。
通算9アンダーの26位で終えたイ・ボミ(韓国)の2年連続賞金女王戴冠が決定した。2年連続の賞金女王は2010年、11年のアン・ソンジュ(韓国)以来。逆転賞金女王には今大会優勝が最低条件だった賞金ランク2位の申ジエ(韓国)は通算7アンダー36位、同3位の笠りつ子は通算9アンダーの26位で終え、逆転はならなかった。
【最終成績】
優勝/-24/テレサ・ルー
2/-23/比嘉真美子
3T/-20/鈴木愛、原江里菜
5T/-19/菊地絵理香、森田遥
7T/-18/成田美寿々、キム・ハヌル
9/-16/大山志保
10T/-15/アン・ソンジュ、柏原明日架、下川めぐみ