テレサ・ルーがプレーオフで穴井詩を制し、今季メジャー連勝を達成
2014/11/30 15:35
◇国内女子◇LPGAツアー選手権リコーカップ 最終日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6428 yd(パー72)
今季最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」の大会最終日、ビッグタイトルがかかる雨天の激闘は、テレサ・ルーが通算10アンダーで並んだ穴井詩をプレーオフで制して、ツアー通算4勝目を飾った。10月の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」に続く今季3勝目。メジャー連勝達成は7人目、同一年内のメジャー2勝は11人目となり、5年シードを獲得した。
最終18番の繰り返しで行われた1ホール目をボギーで分け合い、迎えた2ホール目。2打目でグリーンを外した穴井に対して、ルーはピン右5mにピタリ。「ほぼ90度曲がるフックライン。1yd以上ふくらませる、難しいラインだった」というバーディパットを見事に沈め、力強いガッツポーズを作った。
「ぜんぜん考えていなかった」と、無欲でつかんだメジャー連勝。台湾勢では1983年に達成したト・アギョク以来となり、「とっても光栄です」と笑顔をはじかせた。長期シードを手にし、かつては主戦場にしていたアメリカへの思いは「ないですね」ときっぱり。「日本が大好き。みなさん優しいし、ごはんもおいしい。ずっと日本で頑張りたい」。台湾勢初の1億円プレーヤーは、日本でのさらなる飛躍を誓った。
首位と4打差の通算6アンダー、3位タイには昨年覇者の大山志保と、ジョン・ヨンジュ(韓国)の2選手。通算5アンダーの5位に渡邉彩香、さらに通算4アンダーの6位に香妻琴乃が続いた。
ホステスプロの森田理香子は、通算2アンダーの10位タイ、アマチュアの勝みなみは、3バーディ1ボギー1ダブルボギーの「72」でまわり、通算6オーバーの24位タイでフィニッシュした。