惜しかった坂東。具玉姫が大会2連覇
1997/11/23 18:00
なんとか優勝して賞金ランク2位へいきたいと語っていた具玉姫が逆転優勝。今季2勝目を狙った坂東貴代はスコアを伸ばすことができず2位。
坂東は1番、4番とバーディを先行させたが6番、9番、11番とボギー。結局72のパープレーとして優勝を逸した。「でも全体的にはけっして悪くなかったし、こういう形の優勝争いは初めての経験です。プラスになりました」と坂東。なんといっても優勝争いの修羅場の経験が浅いだけに、こういう試合の一つ一つが貴重な蓄積になる。
「最終ホールは3パットしてしまいましたが悔いは残っていません。気分的にはスッキリしてます。自分では大満足です」 上り調子だけに、もう気持ちは来週に行っているんだとか。さらに来シーズン「ランクも勝ち星も、今年よりもっと上にいけるよう頑張ります」
具玉姫はノーボギー。バーディを5つ沈めて結果的にはブッ千切りの勝利。最後でスコアを伸ばせるところがベテランの味というべきだろう。
「1打差スタートでしたが、いつもそうなんですが自分のゴルフができればいいと思ってプレーしました。勝てると思ったのは最後の2ホールくらいかな。若い人はバンと急に上がってくることがありますから安心はしていませんでした」という。
これで今季2勝。大会2連覇。大会前から「残り2試合がんばれば賞金ランク2位くらいに行けるのでは」と考えていたという。予想は早くも実現して現在5762万円。塩谷育代の5003万円を抜いて2位へ上昇。