1997年 TaKaRa WORLD INVITATIONAL

ノイマン、独走態勢に移る!

1997/10/11 18:00

珍しく気温は上がったがそのかわり風が吹いた。この日アンダーパーをマークしたのはJ.セビルただひとりだけという、選手たちにとっては苦しい展開だった。首位のリサロッテ・ノイマンもボギー連発で、午前中は39。

「風が強いだけでなく、風向きが違ってしまったので苦労した」というノイマン。しかし午後に入ると10番、11番をバーディ。 「この連続バーディで持ち直したとは思うんですが、パットの調子がいま一つで、まぁこんな堅実なスコアになったわけです」
ノイマンの武器となったのは9番ウッド。「3番.4番アイアンがあまりボールが上がらなかったので、ボールを上げたいときに使いました。今日は3回使ったかな」という。160から170ヤードにぴったりらしい。
昨夜も酒を「少し」飲んだのだが、つい松竹梅にするのを忘れてしまった。それで「失敗しました」と言う。そのかわりダルマをもらったので、最終日はバッグに入れておくのだとか。

本山裕子が頑張り続けている。3バーディ、4ボギー、1ダボの75。「距離が合わなくて大変でした。風に流されれば池だし」と本山。「ノイマンさんはすごく冷静。アウトでボギーが続いても、ちっともリズムが変わらない。どこかで戻すんだろうなと思っていたら、インに入って連続バーディ。すごいです。私は絶対なんとか赤字(アンダー)で上がりたいと思ってましたから、17番のバーディは嬉しかった」
これでかろうじて赤字のホールアウト。上も遠いところにいるが、下もまた2打差と微妙な位置につけている。一人ぼっちじゃ、すこし寂しい。

1997年 TaKaRa WORLD INVITATIONAL