表純子が3打差首位!堀奈津佳は4位タイ
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 初日◇イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)◇6,474ヤード(パー72)
6月の「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」で7年ぶりのツアー3勝目を果たした表純子が、9アンダーをマークして単独首位に立った。前半にバーディを4つ奪った表は、後半に入ると11番から4連続バーディ。さらに、最終18番をバーディで締めくくった。「ヨネックス-」でも初日から首位を守り続けたが、今週も完全優勝を成し遂げるか。
3打差の6アンダー2位タイは藤田幸希と吉田弓美子の2人。5アンダー4位タイには大会ホステスプロの1人堀奈津佳、笠りつ子、西山ゆかり、中村香織、辛ヒョンジュ(韓国)、李知姫(韓国)6人が並んだ。
大会連覇を狙う木戸愛は、7番でダブルボギーをたたくなどスコアを伸ばせず1アンダーの43位タイ。今季、日本ツアー2戦目となるキム・ヒョージュ(韓国)も43位タイと静かなスタートになった。
<表が自己ベスト「63」をマークして、単独首位発進>
今年6月に行われた「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」で1勝を挙げている表純子が、9バーディ、ノーボギーの“63”をマークし、9アンダーは後続に3打差リードで首位発進を切った。
8時15分にアウトコースをティオフした表は、序盤から第2打をピン側1メートルにつけるショットでバーディを先行させると、4番では10メートルのロングパットを沈めて好調な滑り出しを見せた。この日はショット、パットともに噛み合いを見せた表は、「アプローチの必要がなかった」と言うほどパーオンを確実とし、積極的にバーディを重ねた。後半に入った11番から14番を全て沈めて、8アンダーに1打と迫った。
前回、自己ベストをマークしたのは、2004年「プロミスレディスゴルフトーナメント」最終ラウンドでマークした “64”。14番のバーディで自己ベストタイに並ぶと、「さすがに意識しましたね」と攻勢の手を緩めることはなかった。迎えた最終18番では、2メートルを渾身のパッティングでねじ込んでバーディフィニッシュとし、ベストスコアを1打更新した。
シーズン序盤から好調をキープする表。「ショットの調子がいいので、パターが入ればスコアに繋がる」と考えた表は、昨日一緒にプロアマトーナメントでラウンドした小林浩美LPGA会長からパッティングのヒントを得た。「5メートルくらいを次々と入れてくるんですよ。見ていたらストロークもいいし頭も動かない。今日はそれを見てやってみようと思いました」と奏功。この日のバーディ量産に繋げた。
先週のオープンウィークには、毎年出かけているという沖縄の渡嘉敷島に、今季1勝のご褒美旅行もかねて出かけたという表。滞在中は台風の影響で、楽しみにしていた海水浴と釣りはお預けとなってしまったが、最年長シード選手としてツアーを戦う表には、こうしたリラックスできる時間もバーディ量産の起爆剤となる。